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【阪神JF】アルテミスSのワンツーは並び立たず? ローテーションに見られる特徴は

2022/12/11 09:00
SPAIA編集部
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重賞連対馬7頭が一堂に会する

今年の阪神ジュベナイルフィリーズは例年に増して強力なメンバー構成。アルテミスS、ファンタジーSの連対馬4頭が出走を予定していることに加え、牝馬ワンツー決着となった札幌2歳S組に、新潟2歳Sの勝ち馬も加わって、重賞連対馬7頭が一堂に会することとなった。ローテーションに見られる特徴を探っていこう。

阪神JF、過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA



過去10年、優勝馬の前走はアルテミスSが4頭、ファンタジーSが3頭、札幌2歳S、アイビーS、からまつ賞(東京芝1400m・1勝クラス)が各1頭となっている。

アルテミスS(GⅢ昇格後)の連対馬は【4-2-2-5】で連対率46.2%。ただし、その1、2着馬がどちらも馬券に絡んだのは2014年(レッツゴードンキ2着、ココロノアイ3着)だけ。ラヴェルかリバティアイランドどちらかは嫌ってみるのも一つの手だろう。

この2頭はどちらも新馬1着→アルテミスSというローテーションで、データでは甲乙つけがたいが、少し気になるのはデビュー地。新潟デビューの馬は10年で3勝を挙げているが、小倉デビュー馬は0勝。勝ったのは2005年のテイエムプリキュアが最後だ。強いて言えば、という程度の差だが、リバティアイランドを上位にとりたい。

ファンタジーS組は4着以下が【0-0-0-20】、同3着以内は【3-0-2-12】。3着以内だった馬のうち、阪神JFがデビュー4戦目以内なら複勝率50.0%、単回収率219%、複回収率121%。重賞好走馬にもかかわらず、距離延長を不安視されてか人気にならない傾向があり、リバーラ、ブトンドールをあえて狙う作戦も面白い。

補足しておくと本来はこのレース、前走重賞以外で負けていた馬【0-0-0-26】など絞り込みに使えるはずのマイナスデータが多数存在するのだが、今年のメンバーはそれらをフルに駆使しても10頭以上が残ってしまう。それだけ戦績のいい馬が多いということで、例年以上のハイレベルな戦いに期待したい。



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