【ジャパンC】父はダービー馬、近親にオークス馬 東京芝2400mがぴったりのヴェラアズール

SPAIA編集部

2022年ジャパンCに出走するヴェラアズールの血統,ⒸSPAIA

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父はダービー馬、近親にオークス馬

2022年11月27日に東京競馬場で行われる第42回ジャパンカップ。重馬場で行われた2019年を除くと、時計の速い決着が続いている。そういう傾向も影響しているのか、2400mの長距離戦でありながらもスタミナ血統ではなく、スピードとスタミナをバランスよく配合した中距離血統の活躍が目立っている。

ヴェラアズールの血統,ⒸSPAIA



ヴェラアズールの父はKingmambo系のエイシンフラッシュ。2010年に今回の舞台と同じ東京2400mの日本ダービーを制している。母系はクロフネ×サンデーサイレンスという米血が中心で、近年のジャパンカップの好走パターンに当てはまる。祖母アドマイヤサンデーは数多くいるサンデーサイレンス産駒の中にあって、美しい配合として一部で話題になった馬。自身は重賞を勝てなかったが、繁殖に上がってから、オークスを勝ったトールポピーや、アヴェンチュラ(秋華賞)などの活躍馬を出してそれを証明。今でも優秀な母系だが、10年後にはさらに枝葉を広げ、近い将来は名門牝系と呼ばれているのではないかと思っている。

なお、4頭が出走する外国馬だが、昨年も出走して5着だったグランドグローリーが最有力に思える。母の父Daylamiは欧州馬らしい長距離砲だが、父Olympic Glory、そして祖母の父Machiavellianは短距離~マイルの馬で、曾祖母の父Lyphardも日本で実績のある血筋。昨年、掲示板に載ったのはフロックではないはずで、2度目となる今回は昨年以上の走りを期待したい。



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