【天皇賞(秋)】「買える毎日王冠組」の大穴ノースブリッジ ローテーションに見られる特徴は

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一発あるとすれば……

秋古馬三冠の初戦・天皇賞(秋)。海外帰りの一戦となる4歳世代のダービー馬シャフリヤールに、今年のダービーに出走した3歳イクイノックス、ジオグリフ、ダノンベルーガ、札幌記念を経由してきたジャックドール、パンサラッサなど、現役屈指の中距離馬が一堂に会する。いずれもこのレースの「王道」という臨戦過程ではないが、狙いが立つのはどの馬か。ローテーションの観点から過去10年のデータを見ていく。

天皇賞(秋)、過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA



10年の中でも傾向に変化が見られており、近年は春のGⅠから直行で来る馬が活躍中。2012~2016年では【0-3-1-14】だった「前走GⅠ組」が、2017年以降は【4-4-3-13】まで上昇している。また、昨年は4頭だけ出走した「前走GⅠで3着以内」の馬が1~3着を独占、一昨年は同じく該当馬3頭が1~3着を占めた。前走GⅠ組4頭の中でも、まずはダービー2着イクイノックスが筆頭となる。

札幌記念組は【1-1-0-15】でいまひとつ。しかも先行馬不利、差し馬有利の条件へと一変するためか、札幌記念で4角6番手以内だった馬は【0-0-0-10】と全滅。パンサラッサ、ジャックドールはどちらも前で立ち回るタイプで、東京芝2000m替わりがプラスに出るとは考えにくい。

荒れにくいレース傾向の中で、強いて穴を狙うなら毎日王冠組か。ここは好走パターンより来ないパターンの方がハッキリしており、毎日王冠で(1)1.0秒以上の負け、(2)馬体重475キロ以下、(3)3歳または6歳以上、を除くと【3-1-4-4】複勝率66.7%、単回収率359%、複回収率214%という「買える」条件に変貌する。今年はノースブリッジがこれに該当。相手は大幅に強化されるが、出遅れずにレースを運ぶことができればチャンスはあるかもしれない。



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