【菊花賞】ガイアフォースは上がり馬の鬼門ルート? ローテーションに見られる特徴は

SPAIA編集部

菊花賞ローテーション,ⒸSPAIA

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上がり馬は西から?

2022年のクラシックもついに千秋楽。仁川の芝3000mを舞台に18頭の優駿がぶつかり合う菊花賞が行われる。今年は春二冠の連対馬が不在ということもあり、アスクビクターモア、ガイアフォース、そしてジャスティンパレスと、東西トライアルの好走馬がそのまま上位人気を形成しそうだ。

本番・神戸新聞杯ともに例年とはコースが異なって参考にしづらい面は否めないが、ローテーションに見られる特徴を分析していこう。

菊花賞過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA



過去10年、勝ち馬の内訳をみていく。まず前走別だと神戸新聞杯が7勝、セントライト記念が2勝、ラジオNIKKEI賞が1勝。春に皐月賞と日本ダービーを経験した馬が6勝、どちらも未出走だった馬が4勝となっている。

神戸新聞杯組はシンプルに3着以内が【7-4-2-13】、4着以下は【0-0-2-37】と明暗くっきり。上位3頭だけを残したい。これに比べるとセントライト記念は3着以内【1-3-1-19】、4着以下【1-1-0-27】とハッキリしないが、後者から好走の2頭、セントライト記念でどん詰まりの13着だった昨年王者タイトルホルダー、本番が異次元の不良馬場になった17年2着クリンチャー(セントライト記念9着)は“ハズレ値”という感じもあり、こちらもガイアフォースとアスクビクターモアだけ残せばよいか。

ところで、春にクラシックを経験していなかった4頭の勝ち馬に注目すると、3頭は神戸新聞杯、残るフィエールマンはラジオNIKKEI賞からの参戦だった。「クラシック未経験かつ前走セントライト記念」は【0-2-0-14】となり、2013年ユールシンギング(セントライト記念1着→菊花賞15着)、ダービーフィズ(2着→16着)、2017年ミッキースワロー(1着→6着)、サトノクロニクル(3着→10着)、2019年ザダル(3着→13着)、2020年バビット(1着→10着)などが憂き目にあっている。このパターンの勝ち馬は2001年マンハッタンカフェが最後だ。

今年はガイアフォースがここに当てはまってしまう。上がり馬にとって鬼門と言えるローテーションに、夜明けを告げることはできるか。



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