【秋華賞】ナミュールがスターズオンアースに一矢報いるか ローテーションに見られる特徴は

SPAIA編集部

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大前提として……

2022年牝馬三冠の最終戦・秋華賞。今年は二冠馬のスターズオンアースを含め、オークス1~3着馬が再び相まみえる。おおむね春の実績馬がそのまま上位人気に推されそうだが、この勢力図を崩す馬は出てくるのか。ローテーションの観点から分析する。

秋華賞過去10年間の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA



まず大前提として言えるのは、オークス馬が圧倒的に優位であるということ。過去10年で秋華賞成績は【5-1-0-1】連対率85.7%。また、オークス3着以内からの直行というローテも【4-0-0-3】で現在4連覇中と結果を出していて、スターズオンアースを後押しする。ただ、オークス後に一頓挫あっての直行という意味では昨年13着のユーバーレーベンに重なる部分もあり、そこだけはやや引っかかる。

二冠馬優勢は踏まえた上で、せっかくなので「三冠が阻止されるとすれば」という仮定でも他馬を見ていきたい。

近10年の勝ち馬はいずれもオークス、ローズS、紫苑Sのどれかから、そして全て前走4着以内からの臨戦。別路線組からの勝ち馬は22年前のティコティコタック(前走は900万下・大倉山特別)が最後となっている。

また、オークスに出走しながらも6着以下に敗れていた馬は【0-2-4-59】となっており、秋華賞での逆転勝ちは近10年で1度もない。アートハウス、ライラックも減点対象。となると、ローテとして大きな欠点がないのはスタニングローズ、ナミュール、サウンドビバーチェ、エグランタインの4頭となる。

この4頭は甲乙つけがたいが、強いて1頭選ぶならナミュールか。前記した4連覇中の「オークス3着以内から直行」に該当しており、この馬自身も休み明け2戦2勝。GⅠで2度1番人気に推された期待馬が、ここで花開く。



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