この夏「マイネル軍団」が絶好調! 芝、2・3歳馬、中距離以上で回収率もバツグン

SPAIA編集部

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マイネル軍団が絶好調

今夏、中央競馬にちょっとした“旋風”が吹いている。「マイネル」の冠で知られる、サラブレッドクラブ・ラフィアンがとにかく好調なのだ。7月には月間14勝を挙げるなど、連対率32.4%。この数値は過去10年での月間最高連対率を更新するものであった。また、先週末は日曜の札幌8レースでマイネルアルザスが単勝136.8倍の大穴を開けている。

今回はこの快進撃にスポットライトを当て、馬券に生かせそうな情報があるのかも含めて分析、紹介してみたい。

芝、2・3歳馬、中距離以上で大暴れ

宝塚記念が終了し、福島・小倉開催がスタートした7月2日以降について、サラブレッドクラブ・ラフィアンの成績を見ていく。

サラブレッドクラブ・ラフィアンのコース別成績,ⒸSPAIA



まず、芝とダートで比較すると、驚くべきことにこの期間の連対例は全て芝のレースだった。単勝回収率の高さは前記のマイネルアルザスに因るものの、5番人気以内に限っても単回収率149%と黒字圏を維持しているので、人気・穴問わず買っていきたい。

サラブレッドクラブ・ラフィアンの馬齢別成績,ⒸSPAIA



2歳戦の好調も見逃せない。6月も含めるとすでに現2歳世代は6頭が勝ち上がっており、これは社台、ノーザンファーム系の並みいる馬主を抑えて現在の2歳リーディング。7月以降の5勝はいずれも芝1800m戦を2番手以内からの先行で押し切る競馬であり、同様の競馬が見込めそうなケースは最優先で抑えたい。また、伸び盛りの3歳馬も連対率35.3%と高水準で、夏競馬期間にしっかり条件戦を勝ち上がっている。

サラブレッドクラブ・ラフィアンの距離別成績,ⒸSPAIA



古馬も含め、距離別では圧倒的に中距離以上での活躍が目立つ。1700m以下では【1-0-2-21】に対し、1800m以上で【14-9-4-30】連対率40.4%、単回収率336%、複回収率147%と気を吐いている。狙うは芝の中長距離だ。

サラブレッドクラブ・ラフィアンの騎手別成績,ⒸSPAIA



騎手起用はいつも通りというべきか、主戦の丹内祐次、柴田大知両騎手に集中している状況。丹内騎手の騎乗時は連対率43.5%と、丹内騎手自身の好調も相まっていい数字が出ている。また、回数は少ないが、戸崎圭太騎手やM.デムーロ騎手など、リーディング上位騎手を起用した際の信頼度は高く、いわゆる「勝負駆け」だと思ってよさそうだ。

サラブレッドクラブ・ラフィアンの好成績条件,ⒸSPAIA

秋以降が楽しみな存在も

以上に述べてきたように、馬券という視点からも頼もしい活躍を見せている「マイネル軍団」だが、秋以降に大舞台での走りが楽しみな存在も登場している。最後に気になる馬を3頭紹介しよう。

まずは7月16日に福島芝1800mの新馬戦を勝ったフェアエールング。数字上はスローペースの逃げ切りに過ぎないが、コーナーのたびに外に張って減速し、4角では2着馬に一旦前に出られながら、内から力強く差し返して2馬身半差をつけた内容が光る。左回り、もしくは大箱のコースならもっと走れそうで、アルテミスSなどに出てきたら面白いだろう。

続いて7月24日に福島芝1800mの2歳未勝利戦を勝ったマイネルビジョン。父はアメリカの芝GⅠ馬・オスカーパフォーマンス、母はソングオブアイスアンドファイア、母母はキャッチアズキャッチキャンという、なんとなく声に出したくなるような聞きなじみのない血統だが、素質は確か。スタートを決めて労せず外の3番手につけると、直線は追い比べをしぶとく制して勝利。2着との着差は3/4馬身、そこから3着以下は3馬身半離れており、派手さはないが地力の高さを見せる勝ち方だった。

3歳馬では、函館で1勝、2勝クラスを連勝した牝馬・オンリーオピニオンを取り上げる。もともと新馬戦で3馬身差の快勝、2戦目には重賞挑戦し、のちの皐月賞馬ジオグリフから1.0秒差の4着と善戦していたが、3歳夏にして再び上昇曲線を描き始めた。秋華賞に間に合うかは微妙なところだが、秋以降の動向に注目していきたい。

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