【安田記念】近年の勝ち馬に重なる血統 スタミナとスピードを受け継ぐイルーシヴパンサー 

SPAIA編集部

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ハーツクライに波がきている

2022年6月5日に東京競馬場で行われる第72回安田記念。マイルという条件はスピードだけでなく、一定以上のスタミナが必要で、過去のウイナーには中距離でも活躍した馬が多く名を連ねている。ただ、最近は条件が細分化している影響か、マイルに特化した馬が活躍している印象だ。

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今回の注目馬はイルーシヴパンサー。全5勝中、4勝が1600m。生粋のマイラーといっていいだろう。

ハーツクライ産駒といえばジャパンカップを勝ったシュヴァルグランやスワーヴリチャード、そして先週ダービーを勝ったドウデュースなど、長距離砲のイメージが強い。一方でジャスタウェイやサリオスといったマイルGⅠ勝ち馬をはじめとして、マイル~中距離が適距離という馬も多く出している。

イルーシヴパンサーの母イルーシヴキャットは米血を中心とした血統構成で、連対したのがすべて1200mというスプリンター。父からスタミナを、母からスピードをうまく受け継いで、近いうちに一流のマイラーへと成長していきそうだ。

母の父キングカメハメハは2019年の勝ち馬インディチャンプと同じ。祖母の父Storm Catは2017年の勝ち馬サトノアラジンや、2021年の勝ち馬ダノンキングリーの母の父でもある。近年の安田記念と相性のいい血を内包しているのが大きな魅力である。



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