【日本ダービー】ドウデュース、ナリタブライアン以来の快挙なるか ローテーションに見られる特徴は
2022/05/29 09:00
SPAIA編集部

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2歳マイル王者の挑戦
2022年日本ダービーは皐月賞の1~7着馬に加え、青葉賞、京都新聞杯、プリンシパルSの勝ち馬が勢ぞろい。有力どころの戦線離脱などもなく、順調に実績上位馬がエントリーしてきた。ローテーションに見られる特徴を探っていく。

過去10年で前走皐月賞組が7勝、京都新聞杯組が2勝。「前走が皐月賞以前」というのは長らく“消しデータ”として機能してきたが、昨年シャフリヤールが毎日杯からの直行で制して流れを止めた。
優勝馬10頭のローテを見て気が付いたのだが、過去に短距離重賞を走っていた馬が皆無。調べてみると「マイル以下重賞の出走経験馬」はダービーで【0-2-1-48】複勝率5.9%と大不振だった。
さらに前の10年ではオルフェーヴル、ウオッカ、ディープスカイなどがいるように、この傾向は近年特有のもの。距離適性による使い分けが多くなるとともに、デビューから中距離に専念してきた組の優位が増しているようだ。
今年これに引っかかるのはドウデュース、ジオグリフ、ビーアストニッシド、マテンロウオリオン。特に上位人気濃厚なドウデュースにとって不安なデータだ。朝日杯FSの勝ち馬がダービーを勝ったのは1994年ナリタブライアンが最後。マイル経験がアダとなるのか、それとも28年ぶりの快挙となるのか。その走りを見届けたい。
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