【AI予想回顧】ヴィクトリアマイルはソダシが得意舞台で久々の勝利 京王杯SCの結果とともに振り返る

SPAIA編集部

2022年ヴィクトリアマイルで優勝したソダシ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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スタートで躓き落馬寸前

先週末はヴィクトリアマイル(GⅠ・芝1600m)と京王杯SC(GⅡ・芝1400m)と平地重賞2レースが行われた。果たしてAI予想エンジンKAIBAが注目した馬は結果を残すことができたのだろうか。

春の古馬牝馬女王決定戦、ヴィクトリアマイルでAIが本命に推奨したのはレイパパレ。「ディープインパクト産駒」「母父クロフネ」「前走大阪杯」など血統、ローテーション双方から信頼できるデータに該当していた。

そのレイパパレはスタートで躓き、落馬寸前のところから持ち直して3番手を追走。ハナを切ったローザノワールが12.5-10.8-11.4-11.6-11.7(58.0)と淀みのないペースを作り出し、隊列は変わらず直線へと向く。

直線で外に持ち出したレイパパレだったが、坂を駆け上がったあたりで手応えがなくなり失速。久々のマイル戦への挑戦は残念ながら12着に終わった。

前の攻防へと目を移すと、最低人気だったローザノワールがしぶとく粘るところにレシステンシアとソダシが追い上げ、3頭並んで残り200mを通過する。そこから最後まで脚色が衰えることなく突き抜けたソダシが後続に2馬身差をつけて勝利。桜花賞以来となるGⅠ・3勝目をあげた。

2022年ヴィクトリアマイルで優勝したソダシ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


2着には6番手追走から直線では内に進路を切り替える場面もありながら伸びてきたファインルージュ、3着には2番手からしぶとく伸びたレシステンシアが入った。

またしても重賞には手が届かず

土曜日に行われた安田記念の前哨戦、京王杯SCの本命はスカイグルーヴ。「関東馬×関西所属騎手」「中9週以上×関東馬」「5歳」というデータに期待しての推奨だった。

スタートでギルデッドミラーが大きく出遅れる。そうした中ですんなりハナを奪ったリフレイムが12.3-10.9-11.2(34.4)というラップを刻んでいく。

本命のスカイグルーヴは近2走先行する競馬だったが、今回7番手からレースを進める形となった。直線に入ってジリジリと前との差を詰め、残り200mを過ぎたあたりからエンジン全開。先に抜け出したメイケイエールに半馬身差まで迫ったが、及ばずまたしても2着。重賞制覇には手が届かなかった。

勝利したメイケイエールは道中かかりながらも、何とか折り合いをつけてレースを運ぶと直線では最後まで力強く伸び、重賞5勝目を飾った。3着のタイムトゥヘヴンは無印評価で◯◎の馬連のみの的中となった。

2022年京王杯SCで優勝したメイケイエール,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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