【今週末の見どころ】プリンシパルSの注目はブラックノワール 川須栄彦騎手はJRA通算400勝にリーチ

SPAIA編集部

2022年5月7、8日の見どころ,インフォグラフィック,ⒸSPAIA

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キャリア2戦目、ダービーの優先出走権獲得なるか

5月7日(土)は京都新聞杯、8日(日)はNHKマイルC、新潟大賞典と3重賞が行われるが、本コラム「今週末の見どころ」では重賞以外のレースの中から注目したい馬や騎手などについて紹介する。

土曜東京11Rに行われるのはプリンシパルS(リステッド・芝2000m)。優勝馬のみに日本ダービーの優先出走権が与えられるため、出走するためには勝利という結果が必要となる。

そんな狭き門を巡る一戦で注目馬として紹介したいのはブラックノワール。父キタサンブラック、母は秋華賞馬ブラックエンブレムという良血馬だ。

芝の新馬戦が行われる最後の週、2月5日の東京芝1800mでデビュー。好スタートからハナを奪い、前半1200mを12.6-11.4-12.8-12.8-12.7-12.2というペースでラップを刻み、ラストは11.2-11.6-11.8でまとめて逃げ切った内容は評価できる。

2022年2月5日の3歳新馬戦で勝利したブラックノワール,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

先週末の東京芝コースで行われたレース結果を見ても、まだ内の先行馬有利。キャリアは浅いが、今週の調教は芝コースで63.4-48.0-34.8-11.2と良い動きを見せており、好レースを期待したい。

着差は小さいが3連勝でオープン入り

日曜日の中京では、9Rの三方ヶ原S(3勝クラス・芝2200m)に出走するタイソウと11R鞍馬S(オープン・芝1200m)のキャプテンドレイクの名前も取り上げておく。

タイソウは3歳時にプリンシパルS3着、ラジオNIKKEI賞4着という実績がある。3走前のメルボルンTでは今回と同じ舞台で勝利した実績もある。連勝でオープン入りなるか注目だ。

キャプテンドレイクは3連勝で今回がオープン入り初戦となる。2走前はクビ差、前走はハナ差と接戦をモノにしてきていることからインパクトは小さいが、今回の結果次第ではサマースプリント路線での活躍もあるかもしれない。

レーン騎手は中京初参戦

騎手では川須栄彦騎手とレーン騎手にスポットを当てたい。

JRA通算400勝まであと1勝の川須栄彦騎手は土曜日は東京で2鞍、日曜日は新潟で5鞍騎乗する。新潟大賞典のステラリアは昨年のエリザベス女王杯2着馬、ハンデ54kgなら重賞の舞台で節目の記録達成があるかもしれない。

土曜日が中京初参戦となるレーン騎手は実績十分の一流騎手、それに伴って騎乗馬の質が高いこともあるが、JRAで初騎乗となった競馬場ではインパクトを残している。

2019年に来日した週に新潟で新潟大賞典、中山で有馬記念を勝利したほか、函館では1日3勝、阪神と福島では2勝と複数勝利または重賞勝利を果たしており、どのような騎乗をするのか楽しみにしたい。

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