【AI予想回顧】天皇賞(春)は横山和生騎手騎乗のタイトルホルダーが7馬身差圧勝 KAIBAの本命馬の結果は

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
またしてもGⅠタイトルに手が届かず
先週末は土曜日に東京競馬場で青葉賞(GⅡ・芝2400m)、日曜日に阪神競馬場で天皇賞(春)(GⅠ・芝3200m)が行われた。AI予想エンジンKAIBAが注目した本命馬は結果を残すことができたのか、レースを振り返っていく。
今年で165回目を迎えた伝統の一戦、天皇賞(春)でAIが本命に推奨したのはディープボンド。「前走阪神大賞典1着」「5歳」「前走上がり1位」という好データに期待した。
スタート直後にシルヴァーソニックが落馬するというアクシデントがあった中で幕を開けた天皇賞(春)。先行争いはすんなりと決着し、タイトルホルダーが逃げる展開。ディープボンドは4番手というポジションをガッチリとキープ。
2周目の3角に差しかかるといつものように和田竜二騎手の手が動き始め、進出を開始する。しかし、前との差はなかなか詰まらない。最後はテーオーロイヤルを交わして2着となったものの、勝利したタイトルホルダーには7馬身差。またしてもGⅠタイトルに手が届かなかった。
タイトルホルダーは阪神芝3000mで行われた菊花賞を再現するかのような鮮やかな逃げ切り。1000mを1:00.5で通過し、その後の2000mまでは1:03.1とペースを落とし、最後に再びペースアップするという素晴らしいレース内容だった。
そして鞍上の横山和生騎手もこれが嬉しいGⅠ初勝利で、親子3代での天皇賞(春)制覇となった。

プラダリア、ロードレゼルが優先出走権獲得
2着までに優先出走権が与えられるダービートライアル・青葉賞。AIは「前走芝2200m」「前走2番人気×関東馬」「1月生まれ」という好データに加え、2走前には今回と同じ舞台で行われたゆりかもめ賞を勝利しているレヴァンジルを本命に推奨した。
そのレヴァンジルは11番枠から好スタート。レーン騎手は内の馬たちの様子を伺いつつ、4番手からレースを進める。2角までディライトバローズとロードレゼルが並走して3番手以下に5馬身以上の差をつける縦長の隊列、向正面に入ってからはディライトバローズがハナを取り、1000mを58.9で通過していった。
直線に向いてスムーズに外へと持ち出されたレヴァンジル、早め先頭に立ったロードレゼルに急接近したものの、坂を登り切った残り200m標識手前で苦しくなり、見せ場は作ったものの5着に終わった。
勝利したのは道中5番手を追走していたプラダリア。直線半ばから徐々にロードレゼルと馬体を併せていき、残り100mで交わしさると最後は半馬身差をつけた。2着ロードレゼルとともに日本ダービーの優先出走権を獲得した。

3着は4角13番手から追い上げたエターナルビクトリ。4番人気→2番人気→6番人気の決着だった。
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