【天皇賞(春)】阪神でさらに生きるスタミナ 欧州ステイヤー血統タイトルホルダー

SPAIA編集部

タイトルホルダー血統,ⒸSPAIA

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生粋のステイヤー血統

2022年5月1日に行われる第165回天皇賞(春)。昨年に引き続き阪神競馬場で行われる。

京都で行われていた近年を振り返ると、ディープインパクトとその全兄ブラックタイド、ステイゴールド、そしてハーツクライの4種牡馬によるワンツーが多く見られ、また母系はスタミナ一辺倒ではなく、むしろ短距離向きの血を併せて取り入れた馬の活躍が目立っていた。

阪神に替わった昨年はどうかというと、1着にはディープインパクト産駒で母系はスタミナ満載のワールドプレミア、2着はキズナ産駒のディープボンド。久しぶりに上記に書いた4頭以外の産駒が連に絡んだ。昨年だけで判断を下せないとしても、やはり京都と阪神では傾向が違うのだと思われる。

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今年は上記4頭の産駒が少ないということもあり、昨年と同じく、それ以外の種牡馬から連対馬が出るとみた。そこでタイトルホルダーに期待したい。父ドゥラメンテは皐月賞、ダービーを制した二冠馬。故障で菊花賞参戦はかなわなかったが、気性はともかくとして、血統的なスタミナでいえば全く問題なかったはずだ。

母系はMotivator、Shirley Heights、Be My Guestと、欧州でもスタミナと底力に定評のある血をたっぷり含んだ、生粋のステイヤー血統に仕上がっている。昨年の菊花賞制覇はこの馬の能力もさることながら、最後の直線でスタミナと底力が問われる阪神コースだったのも大きな要素だろう。阪神で行われる長丁場なら、譲れない一戦となる。

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