【天皇賞(春)】タイトルホルダーとテーオーロイヤルは血統データで消し! ハイブリッド式消去法の激穴馬は

八木遊

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5つのデータから絞れた馬は?

先週の『フローラS』は、シンシアウィッシュ、ホウオウバニラ、ラスールの3頭が本命候補。「-10kg」の馬体重は気になったが、ホウオウバニラに「◎」を打ち、結果は7着だった。

今週は5月1日に阪神競馬場で行われる『天皇賞(春)』を予想する。京都開催の2012~20年も含めた過去10年のデータから、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。登録がある18頭を対象に当てはまった馬を順番に消していく。

『非サンデーサイレンス系』×『キャリア20戦未満』★0.0%★

最初に取り上げるのは、血統データだ。過去10年の勝ち馬10頭を含め好走馬のほとんどがサンデーサイレンス(SS)系で、その成績は【10-9-9-85】(複勝率24.8%)。一方で、非SS系は【0-1-1‐52】(同3.7%)と大不振である。これだけでも消去対象となるが、ハイブリッド式ではもう一つのデータを組み合わせる。非SS系で馬券に絡んだ2頭はどちらもキャリア20戦以上という共通点があった。つまり、非SS系でキャリア20戦未満の馬は【0-0-0-18】(同0.0%)で、一度も馬券に絡んでいなかった。1つ目はこの組み合わせを採用する。

今年このデータに当てはまったのは5頭にも上った。上位人気が予想されるタイトルホルダーとテーオーロイヤル、さらにヒートオンビートなど有力馬を一斉に消去する。

【今年の該当馬】
・タイトルホルダー
・テーオーロイヤル
・ヒートオンビート
・ロバートソンキー
・ヴァルコス

『非社台系生産』×『前走4着以下』★2.1%★

2つ目は生産者データを取り上げたい。好走率が低いのは社台系以外の牧場で生産された、いわゆる非社台系生産馬。過去10年の成績は【4-2-3-76】(複勝率10.6%)だった。このうち前走が3着以内の馬は【3-2-3-29】(同21.6%)と、複勝率は社台系生産馬の25.6%と大差はなかった。ただし、前走4着以下からの参戦は、【1-0-0-47】(同2.1%)と一気に好走率は低くなる。

今年はクレッシェンドラヴとメロディーレーンの2頭がこの条件に当てはまった。近走不振の8歳牡馬と6歳牝馬にとって、2度の急坂越えがある阪神3200mは過酷以外の何ものでもないだろう。

【今年の該当馬】
・クレッシェンドラヴ
・メロディーレーン

『関西馬』×『前走4角8番手以下』★3.4%★

3つ目は東西別から、栗東に所属する関西馬をピックアップする。組み合わせるのは前走の4角通過順。前走4角7番手以内だった関西馬は【6‐8-5-77】(複勝率19.8%)と及第点の成績を残していた。一方、4角8番手以下だった関西馬は【0-0-1-28】(同3.4%)。3つ目はこのデータを採用する。

今年これに当てはまったのは4頭。消去済みのメロディーレーンとヴァルコスに加え、ディバインフォースとマカオンドールを新たに消去リストに加える。

【今年の該当馬】
・ディバインフォース
・マカオンドール
・(メロディーレーン)
・(ヴァルコス)

『前走時馬体重増』×『前走上がり4位以下』★5.9%★

4つ目のデータは前走時の馬体重に着目した。前走時がプラス馬体重だった馬は【4-4-1-56】(複勝率13.8%)と、本番での好走率はやや低め。特に、その前走で上がり時計がメンバー4位以下だった場合は【1-1-0-32】(同5.9%)と、複勝率は10%を大きく割り込んだ。

今年この組み合わせに該当したのは以下の4頭。新たにシルヴァーソニック、タガノディアマンテ、ユーキャンスマイルという長距離実績がある3頭も消去対象となった。

【今年の該当馬】
・(クレッシェンドラヴ)
・シルヴァーソニック
・タガノディアマンテ
・ユーキャンスマイル

『前走人気>前走着順』×『今回馬体重増』★3.7%★

4つのデータを終えて、18頭中12頭を消去。残っている6頭を対象にさらに絞り込みを図っていく。最後に取り上げる条件は前走で人気を上回る着順に好走していた馬だ。過去10年の成績は【3-3-2-73】(複勝率9.9%)と、本番では凡走する確率が高かった。特に苦戦していたのはレース当日の馬体重がプラスに転じていた馬。その成績は【1-0-0-26】(同3.7%)で、唯一馬券に絡んだのは20年の勝ち馬フィエールマンだった。

残っている6頭のうち、消去の可能性が残るのは「前走人気>前走着順」の4頭。もし当日馬体重が前走から増えていれば消去対象となる。

【今年の該当候補】
・アイアンバローズ
・ハーツイストワール
・ハヤヤッコ
・マイネルファンロン

全ての条件を終えて、確実に消去を免れるのはディープボンドとトーセンカンビーナの2頭だけ。馬券的には、大本命ディープボンドの単勝、トーセンカンビーナの複勝、そして2頭のワイドは押さえておきたい。トーセンカンビーナはおそらくかなりの人気薄になると思われるが、コンビ通算【3-2-0-2】と手が合う藤岡康太騎手への乗り替わりは大きなプラスに働くだろう。何とか3着に追い込んできてもらいたい。

【ライタープロフィール】
八木 遊
野球兼競馬ライター。スポーツデータ会社やテレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年には全重賞の予想、買い目、年間収支をTwitterに掲載したが、回収率は自己ワーストの46.4%に終わる。単複ワイドに絞った今年の回収率は75.0%(4月24日現在)。

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