【今週末の見どころ】オアシスSは夏以降の重賞戦線に直結 日曜東京7Rでは武豊騎手と蛯名正義師がタッグ

SPAIA編集部

2022年4月23日、24日の見どころ,インフォグラフィック,ⒸSPAIA

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過去10年で4歳馬が5勝

東は今週末から東京競馬場へと舞台が移る。西の阪神競馬場、ローカル福島競馬場と併せて今週末も3場開催が行われる。福島牝馬S、フローラS、マイラーズCと3重賞に注目が集まるが、それ以外のレースから見どころがありそうなトピックを取り上げていく。

4月23日(土)の東京11Rに行われるオアシスS(リステッド・ダート1600m)は過去10年で4歳馬が5勝と活躍。2014年ベストウォーリアと2019年アルクトスはこのレースを勝利した後、プロキオンS(GⅢ)も制しており、夏以降の重賞戦線を見据えるうえでも要注目の一戦だ。

4歳馬で注目したいのはクロパラントゥ。3歳4月にホッカイドウ競馬へと移籍し、3連勝をあげるとJRAに再転入する。9月の札幌開催で1勝クラスを勝利すると、その後東京コースで連勝しオープン入りを果たした。

2022年オアシスSに出走するクロパラントゥ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


前走のバレンタインSは15着と大敗したが、本来の力を発揮できれば通用するだけの素質は秘めているだろう。

蛯名正義厩舎はまだ勝利なしという現状だが、今週末は土曜3頭、日曜2頭で合計5頭を出走させる。土曜東京6Rのフィフティシェビーは3走連続4着で今回はルメール騎手に乗り替わりとなる。クロパラントゥもオーナーは同じ長谷川祐司氏。両馬ともに厩舎初勝利のチャンスだ。また日曜東京7R(ダイナストーン)では同期の武豊騎手とのコンビが実現する点も楽しみだ。

藤原英昭厩舎はJRA通算800勝にリーチ

その他、メモリアルな勝利が期待される騎手、調教師についても触れておきたい。

3月デビューの小牧加矢太騎手は土曜福島5Rの障害4歳以上オープンでアサクサゲンキに騎乗する。同馬は昨年の小倉サマージャンプで重賞を勝利しており、実績最上位。斤量61kgを背負うが、初勝利の期待がかかる。

JRA通算1100勝まであと1勝の浜中俊騎手は日曜阪神11R、マイラーズCでソウルラッシュに騎乗する。3連勝中で今回が重賞初挑戦となる同馬。重賞で節目の記録達成なるか注目したい。

藤原英昭厩舎はJRA通算800勝にリーチ。今週は土曜2頭、日曜6頭を出走させる。土曜東京8Rのアンブレラデートは3歳時にフィリーズレビュー4着という実績があり、母はダイワスカーレットという良血馬。同日11R・オアシスSのコラルノクターン、日曜東京11R・フローラSのルージュスティリアなど有力馬が多数揃っており、記録達成の可能性は高そうだ。

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