【フローラS】良血馬ルージュエヴァイユ本命! ラスール騎乗予定のC.ルメール騎手は当該舞台で好成績

高橋楓

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本番への切符をつかむのどの馬か

ゴールデンウイークが近づいている今日この頃。秋田県民だった私にとってはこの時期からが花見の季節だ。個人的には大潟村の桜・菜の花ロードが思い出深い。11kmにわたりソメイヨシノ、八重桜、紅山桜が4000本咲き誇り、足元には一面菜の花が広がっている。当時、車の窓を開けながらドライブしラジオで競馬中継を聞いていた記憶がふと蘇ってきた。

ちょうど満開の時期はオークス、ダービートライアルのシーズン。今年はどんな新星が名乗り上げるか。今から楽しみでならない。

前走GⅢ組&1勝クラスの勝ち馬に注目!

過去10年 前走クラス別成績,ⒸSPAIA


さっそく近10年間の前走クラス別成績を振り返ってみよう。

GⅠ [0-0-0-3]
GⅡ [0-0-0-3]
GⅢ [1-5-5-37]
オープン特別 [1-0-0-11]
1勝クラス [7-4-3-57]
未勝利 [1-1-2-28]
新馬 [0-0-0-6]

前走GⅠ、GⅡ組は6頭が挑み、全馬が馬券圏外となっている。次にGⅢ組。1着は昨年のクールキャット1頭だが、2着、3着に5頭ずつ入っていて馬券を組み立てるうえでは軽視できない。特に前走フラワーC組が[1-3-4-17]という成績。なお、前走GⅢ組は近10年フラワーC組とクイーンC組しか馬券に絡めていない点も覚えておきたい。

前走オープン特別組で馬券に絡んだのは、2016年アネモネS1着から転戦し優勝したチェッキーノのみ。フローラSで一番の勝ち星をあげているのは前走1勝クラス組。また、3着内は14頭と半数近くを占めている。

ポイントは勝ってここに臨めているかどうか。1着[6-2-0-14]、2着以下[1-2-3-43]となっている。2着以下から臨み連対した3頭は全馬4着以内だった。どうしても気になる馬がいた場合も4着以内なら、ということを覚えておきたい。新馬、未勝利組は苦戦傾向。唯一の1勝はデニムアンドルビーが1番人気で制した2013年となっている。

驚異の複勝率を誇るC.ルメール騎手&モーリス産駒

東京・芝2000m 騎手ランキング,ⒸSPAIA


次に、2012年1月1日から2022年4月15日までに行われた東京・芝2000mの405レースを集計して、舞台巧者を調べてみたい。まずは騎手部門。

第1位 C.ルメール[47-30-29-60]
第2位 戸崎圭太[31-40-27-120]
第3位 田辺裕信[25-15-22-169]
第4位 内田博幸[24-19-15-160]
第5位タイ M.デムーロ[17-14-21-62]
第5位タイ 福永祐一[17-12-11-52]

トップは断トツの成績でC.ルメール騎手。勝率28.3%、連対率46.4%、複勝率63.9%。やはり驚異的な数字だ。また、5位タイの2人も複勝率で見ると、M.デムーロ騎手が45.6%、福永祐一騎手が43.5%と好成績を残している。

東京・芝2000m 種牡馬ランキング,ⒸSPAIA


次に種牡馬部門。

第1位 ディープインパクト産駒[70-70-57-314]
第2位 キングカメハメハ産駒[32-26-16-165]
第3位 ハーツクライ産駒[30-44-34-224]
第4位 ステイゴールド産駒[30-31-23-224]
第5位 ハービンジャー産駒[16-12-21-115]

母数が多いとはいえディープインパクト産駒達が断トツの成績を残し、勝率13.7%、連対率27.4%、複勝率38.6%。以下もさすがのメンバーが並んでいる。ランク外で注目したいのはモーリス産駒。

このレースに産駒が出走してくるかは分からないが、[7-4-3-13]で勝率25.9%、連対率40.7%、複勝率51.9%。新馬や未勝利戦のみで成績を稼いでいるわけではなく、ジャックドールの白富士S、ノースブリッジの3勝クラスなど上位条件でも結果を残している。

2戦2勝の評判馬、ルージュエヴァイユが本命だ!

本命は2戦ともに上がり最速の末脚を披露したルージュエヴァイユにする。騎乗する戸崎騎手は当該舞台で勝ち星2位の好成績。血統面を見るとジャスタウェイ産駒は距離を伸ばした方が好成績となっている。

1600m以下[69-60-64-845]複勝率18.6%
1700m~2000m[108-108-103-1085]複勝率22.7%
2100m以上[17-18-20-134]複勝率29.1%

2000m戦に限定すると[30-31-26-270]となっている。母ナッシングバットドリームズは、2011年にヒルノダムールやナカヤマフェスタが挑戦したときの凱旋門賞を制したデインドリームと、14戦無敗の名馬フランケルの間に産まれた超良血馬。そこにドバイDFを圧勝したジャスタウェイが配合されているだけに、夢が広がる。ここも簡単にクリアするようなら、オークス制覇まで一気に視野に入ってくるのではないか。

対抗はラスール。シンザン記念では1番人気を裏切る結果となったが、次走の1勝クラスでキッチリと勝ち上がった。半兄には長距離路線で活躍したシャケトラがいる血統。当該舞台で抜群の成績を残すC.ルメール騎手を背にオークスの舞台を目指したい逸材だろう。3番手はエリカヴィータを推す。2020年のセレクトセールで1億7000万円(税抜き)もの高値で取引された父キングカメハメハの本馬。

デビュー戦では評判通りの走りを披露したが、次走のフェアリーSではスタートから不完全燃焼の競馬となってしまった。休み明けや乗り変わりなどクリアしなければいけない課題は多いが、上位2頭を除けば十分に戦える素材と睨んでいる。以下、フラワーC組のキタサンシュガー、1勝クラスの君子蘭賞を逃げて勝利したヴァンルーラーまで印を回しておきたい。

◎ルージュエヴァイユ
〇ラスール
▲エリカヴィータ
△キタサンシュガー
×ヴァンルーラー

《ライタープロフィール》
高橋楓。秋田県出身。
競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』にてライターデビュー。競馬、ボートレース、競輪の記事を中心に執筆している。

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