【AI予想回顧】大阪杯はポタジェが勝利しGⅠ初制覇　波乱となった重賞2レース、KAIBAの結果は

ⒸSPAIA（撮影：三木俊幸）

4角で手応え怪しく

先週末は土曜日にダービー卿CT（GⅢ・芝1600m）、そして日曜日に大阪杯（GⅠ・芝2000m）と2つの重賞レースが行われた。AI予想エンジンKAIBAが本命に推奨した馬たちは結果を残すことができたのか振り返っていく。

昨年の年度代表馬エフフォーリア、5連勝でGⅠの舞台まで駆け上がってきたジャックドールをはじめ好メンバーが集結した大阪杯。AIは「3枠」「前走0.1〜0.2秒差勝ち」「ノーザンF生産」と盤石のデータに該当していたエフフォーリアを本命に推奨した。

有馬記念以来のレースで、馬体重522kg（＋6）で出走。道中は8番手あたりを追走。主導権を握ったジャックドールが軽快にラップを刻んでいく中で3角からポジションを押し上げにかかるが、4角を回るところでは手応えが怪しくなり、まさかの9着に終わった。

前の攻防に目を移すと、レイパパレが残り200mで粘るジャックドールを交わすが、外からポタジェとアリーヴォが襲いかかる。ゴール前は3頭による接戦となったが、間を割ったポタジェがクビ差先着し優勝。

2着争いも際どくなったが、内のレイパパレがハナ差で2着、アリーヴォが3着という結果だった。エフフォーリア、ジャックドールと人気2頭がいずれも馬券圏外と波乱の結果となった。

4角14番手から豪快に突き抜ける

ハンデ戦のダービー卿CTでAIが本命としたのは、リフレイム。過去10年で勝率66.7%の「53kg×牝馬×関東馬」、5勝の「前走3勝クラス」などの好データに期待した。

ボンセルヴィーソが好スタートを決めたがそれを制してリフレイムがハナを切る。しかし楽な逃げとはならず、直後にサトノフェイバーがピッタリとマークし、12.2-10.9-11.1-11.3（45.5）と速いペースで後続を引き離していく。3角で徐々に後続との差が無くなり、直線残り200mあたりで失速。15着と結果を残すことはできなかった。

ゴール前は4角11番手から外を回って先頭に立ったフォルコメンが押し切るかと思われたが、さらに外から豪快に突き抜けたのは大野拓弥騎手騎乗、4角では14番手だったタイムトゥヘヴン。過去にはニュージーランドT2着、富士S3着という成績はあったが、これが嬉しい重賞初制覇となった。

ⒸSPAIA（撮影：三木俊幸）

ⒸSPAIA（撮影：三木俊幸）

アタマ差の2着はフォルコメン、そこから3/4馬身差の3着にはダーリントンホールが入り、11番人気→12番人気→1番人気で3連単は5523.4倍の決着だった。

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