【ドバイWCデー】レース前日は日本馬22頭全てが馬場入り シャフリヤールはダートコースで最終調整

三木俊幸

2022年ドバイシーマクラシックに向けて最終調整したシャフリヤール,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

オーソリティは連日の馬場入り

いよいよ明日に迫った2022年のドバイワールドカップデー。3月25日(金)の最終調整に臨んだ馬たちの様子を写真とともに紹介していく。

最初に馬場入りしたのはラウダシオン。続いてオーソリティとシルクレーシングの2頭がダートコースを単走でキャンター調整された。ラウダシオンは前日には姿を見ていなかったが、オーソリティは連日馬場入りしており、具合の良さを感じさせる動きを披露。

ダートコースで調整したラウダシオン,ⒸSPAIA

ダートコースで調整したオーソリティ,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)



その直後に1角付近まで矢作芳人調教師をはじめとした“チーム矢作”が集結。矢作調教師は昨年のダービー馬シャフリヤールの動きを双眼鏡で確認していた。

シャフリヤールの動きを見る矢作芳人師,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

フルフラットはゲート練習

その後も休む暇がないくらい、ダートコースには日本馬が続々と登場。シュネルマイスターは嶋田純次騎手、エントシャイデンは坂井瑠星騎手、フルフラットは吉原寛人騎手がそれぞれ騎乗。

レイワホマレ、グローリーヴェイズ、クラウンプライド、ヴァンドギャルド、レッドルゼル、チュウワウィザードに、ステラヴェローチェとヴェローチェオロの須貝尚介厩舎勢、フルフラット、ソリストサンダー、コンバスチョン、セキフウ、チェーンオブラブ。唯一芝コースに入ったユーバーレーベンも含めると5時スタートのグループには19頭の日本馬の姿が見られた。

ダートコースで調整したシュネルマイスター,ⒸSPAIA

ダートコースで調整したフルフラット,ⒸSPAIA

ダートコースで調整したチュウワウィザード,ⒸSPAIA

ステラヴェローチェ、ヴェローチェオロの須貝厩舎2頭,ⒸSPAIA

芝コースで調整したユーバーレーベン,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)



フルフラットはゲートを見せるだけでなく、実際にスタートから出していく練習もしているのが確認できた。その他ではグローリーヴェイズやチュウワウィザード、チェーンオブラブなどがゲートまで足を運んで最終チェックを行った。

ゲートを確認するチェーンオブラブ,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


矢作厩舎3頭は後半グループに登場

日が昇った7時からのグループではパンサラッサを先頭に坂井騎手騎乗のバスラットレオン、吉田豊騎手が跨ったステイフーリッシュと矢作厩舎の3頭が馬場入り。3頭ともダートコースを2周する調整を行なった。これで日本馬22頭が馬場入りした形となった。

ダートコースで調整した矢作厩舎の3頭,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

英語で受け答え

調教終了後の8時30分からは、矢作調教師が公式会見に登場。通訳に頼る場面はほとんどなく、英語で質問に受け答えしていた。

公式会見に登場した矢作師,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)



ドバイターフに出走するパンサラッサについて、「パンサラッサは今回の私のメインホースです。今回も速いペースで逃げると思うので、あとはどれだけ頑張れるかだと思います。重馬場が得意ですが、前走の中山記念では高速馬場で勝利しているので、対応できると信じています。ベストの距離は9〜10ハロンだと思います」と答えた。

また最後にインタビュアーから「最もチャンスのある日本馬はどの馬ですか」と問われると、シャフリヤールの名前をあげた。

果たして日本馬の勝利なるのか、土曜日の夜はドバイから目が離せない。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。



《関連記事》
【ドバイWCデー】昨年未勝利の雪辱なるか 日本馬が挑むドバイ8競走の紹介&展望
【ドバイWCデー】エントシャイデンやオーソリティら日本馬5頭が馬場で調整 ライフイズグッドやロードノースも馬場入り
【ドバイWCデー】「落ち着いていて楽しみ」 ステラヴェローチェ、ヴェローチェオロはM.デムーロ騎手騎乗で追い切り

おすすめ記事