【AI予想回顧】中山牝馬Sは15番人気クリノプレミアムが勝利する大波乱! 金鯱賞は本命ジャックドールが快勝

SPAIA編集部

イメージ画像,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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勝ち馬と0.2秒差の5着

先週末は土曜日に中山牝馬S(GⅢ・芝1800m)、日曜日に金鯱賞(GⅡ・芝2000m)とフィリーズレビュー(GⅡ・芝1400m)が行われた。AI予想エンジンKAIBAの本命馬は結果を残すことができたのだろうか。

中山牝馬SでAIが本命に推奨したのはテルツェットだった。「5歳」「乗り替わり」という好データに加えて、前走「0.6〜0.9秒差負け」という条件からも巻き返し可能というデータに期待した。

単勝5.8倍の3番人気に支持されたテルツェットは、スタート直後に隣のゲートからスタート切ったゴルトベルクと接触。ロザムールが12.1-11.7-12.4-12.2-11.8(1:00.2)というペースで逃げる中、最後方を追走する。

3角からは終始外を回す形で徐々に前との差を詰めにかかり、上がり最速の34.0を使い伸びてきたものの、勝ち馬から0.2秒差の5着まで。それでもトップハンデ56.5kg、スタート後の不利、外を回るレースだったことを踏まえると、力は見せた一戦だったと言えるだろう。

イメージ画像,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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勝利したのは15番人気のクリノプレミアム。馬場の最内を突いた1番人気ミスニューヨークが抜け出しを図り、そこに12番人気アブレイズが差を詰める大接戦となったところを外から強襲。ゴール前で一気に交わしさった。

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2着アブレイズ、3着ミスニューヨークという結果で3連単は17377.2倍という大波乱の決着だった。

1:57.2のレコード

中京競馬場で行われた金鯱賞の本命はジャックドール。「4歳」「前走東京」「前走500〜519kg」、さらに「逃げ」の複勝率80.0%というデータも後押しとなった。

今回も好スタートを切ったジャックドールは、1馬身後ろからシフルマンにマークされながらも12.5-11.0-12.2-11.9-11.7(59.3)と淀みのないラップを刻んでいく。

その後も11.7-11.6-11.0と加速していき、最後の直線へ。4番手でレースを進めていたレイパパレが外からジリジリと差を詰めにかかるが、残り200mを過ぎたところで突き放しにかかり、最後は2馬身半差をつけて1:57.2のレコードで駆け抜けた。これで5連勝、さらに上の舞台でも通用する素質を見せつけた。

3着はアカイイト。3連単的中かと思ったが印は回しておらず、◎◯の馬単11.7倍のみの的中だった。

アタマ差及ばず2着

桜花賞トライアルのフィリーズレビューでAIが本命としたのは「内枠」と阪神芝1400m得意の「ミッキーアイル産駒」という好データに該当するナムラクレア。

出遅れ気味のスタートとなり、9番手のインを追走する形となったナムラクレア。コンクパールが逃げ、テイエムスパーダがそれをピッタリとマーク、前半600mは12.0-10.5-11.0(33.5)のハイペースだった。

各馬が一団となって4角から直線へと向き、鞍上の浜中俊騎手は大外へと持ち出す。そのまま突き抜けるかと思ったが、4角11番手から馬群を割ってきたサブライムアンセムが猛追。ゴール前は2頭による接戦となったが、アタマ差及ばず2着という結果に終わった。

3着は好位からロスなく立ち回ったアネゴハダ。この3頭が桜花賞への優先出走権を獲得した。

予想は本命ナムラクレアと対抗アネゴハダが2、3着に入っているものの、勝ち馬サブライムアンセムは無印で的中とはならなかった。

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