【天皇賞(秋)】実はかなり珍しいエフフォーリアの挑戦 ローテーションに見られる特徴は?

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三者三様のチャンピオン

今週末に行われる天皇賞(秋)は“3強”の下馬評。安田記念以来となる昨年の最優秀短距離馬グランアレグリアに対し、皐月賞馬のエフフォーリア、大阪杯から半年以上の休養を挟んだコントレイル。それぞれのチャンピオンが三者三様の過程で臨む。ローテーションに見られる特徴を探ってみよう。

天皇賞(秋)優勝馬のローテーション,ⒸSPAIA



過去10年、優勝馬はマイルから転戦してきた馬、宝塚記念から来た馬、主要ステップ・毎日王冠を叩いてきた馬などまちまち。さすがは層の厚い2000mという印象だ。

グランアレグリアが該当する前走・安田記念は8頭で4連対と成績自体はいいが、その4頭には2000m以上での好走歴があり、参考になるかは微妙だ。コントレイルの前走・大阪杯は該当馬なし、11年以上前でも08年ダイワスカーレット(2着)がいる程度。

ダービー以来のレースとなるエフフォーリアだが、実はこれがかなり珍しいローテ。直近20年のダービー出走馬に広げても、次走に中央GⅠを選択したのはわずか8頭。この8頭は全て4着以下に敗れている。といっても半数は3歳での宝塚記念挑戦なので仕方のない面もあるのだが、少し気になるデータだ。

強いて穴を探すなら、2走前が春のGⅠ→前走GⅡ→天皇賞(秋)というステップを踏んだ馬が10年で13頭馬券になっている点に着目したい。今年の該当馬はカデナ、モズベッロ、ユーキャンスマイルの3頭。7歳カデナはさすがに厳しい気もするが、左回り巧者のユーキャンスマイル、もし雨が降るようならモズベッロには好走の目がありそうだ。



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