【クイーン賞予想】トップハンデの馬は過去10年で5勝 テンカジョウが重賞4勝目を狙う

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今年の牝馬ダート路線を占う一戦
11日(水・祝)に船橋競馬場でクイーン賞(ダート1800m、JpnⅢ)が実施される。重賞3勝の実績を誇るテンカジョウをはじめ、名古屋大賞典で牡馬を撃破したアピーリングルック、昨年のブリーダーズゴールドカップでダブルハートボンドを負かしたライオットガール、デビューから連対を外していないメモリアカフェ、東京シンデレラマイルを勝利したホーリーグレイルなど、JRAと地方から好メンバーがそろった。
まずは予想の前に過去10年のレース傾向を振り返っていく。


人気別成績を見ると、1番人気が【3-3-1-3】と連対率、複勝率の信頼度は高い。同様に、2番人気【2-2-3-3】、3番人気【3-4-1-2】と好成績。連対馬20頭のうち17頭が3番人気以内と上位人気の活躍が目立つ。

所属ではJRA勢が16連対(栗東9、美浦7)と優勢。地方馬は大井が2勝を含む3連対、川崎が1勝をマークしている。

年齢は4歳馬が3勝を含む6連対でリード。以下は5歳馬と6歳馬がそれぞれ4連対、7歳馬が2連対となる(残る連対4頭は2023年まで出走可能だった3歳馬)。
実績面では連対馬20頭中14頭に、ダート1800m重賞で3着以内実績あり。残る6頭中3頭はダート1800mで3勝以上を挙げていた。
また、ハンデが56.5キロ以上の馬は【2-4-1-0】と全て馬券圏内。脚質は【逃げ8 先行8 差し4 追込0】で逃げ・先行馬が好走傾向だった。

牝馬同士なら地力は一枚上
◎テンカジョウ
栗東所属の通算重賞3勝を挙げる実績の持ち主。前走のチャンピオンズカップはキャリア13戦目で初の着外となったが、一線級相手に1秒差の7着なら上々だ。トップハンデ57キロを背負うが、昨夏のスパーキングレディーカップでは斤量58キロで3着に好走しており、問題ない。過去10年でトップハンデの馬は5勝を挙げており心強い。
また、同期間では5歳馬が4勝と好成績である点もプラス。【4-2-2-1】と相性が良いダート1800mかつ牝馬同士なら地力は一枚上で、重賞4勝目は射程圏内だ。
◯メモリアカフェ
これまで5戦5連対と抜群の安定感を持つ。前走のマリーンカップは勝ち馬にうまく押し切られたが、2着まで順位を押し上げ、力を示した。前述した「ダート1800mの重賞で3着以内」の好データに合致しており、過去10年で6連対を誇る4歳馬である点も好材料。年長馬と初対決とはなるが、大崩れは考えにくい。
▲ライオットガール
2023年の当レース覇者。昨年8月のブリーダーズゴールドカップでは、後にチャンピオンズカップを制するダブルハートボンドを撃破した。ハンデは56.5キロと重いが、前述したようにハンデ56.5キロ以上は堅実傾向。展開がはまったときの強さは際立っており、牝馬同士なら上位に加わる力はある。
ほか、アピーリングルックは前走の名古屋大賞典をコースレコードで快勝し、重賞初制覇を飾った。ここ2戦は2000m以上で連勝中だが、1800mでも2勝を挙げており、牝馬限定戦なら重賞連勝も視野に入る。
船橋のプラウドフレールは昨年10月にマリーンカップを制覇。ここ2戦は着外だが、過去10年で逃げ馬が5勝含む8連対と好成績な点はプラス。マリーンカップ同様、絶妙なペースに持ち込めれば粘り込みが可能だ。
過去10年で3連対の大井所属馬であるマーブルマウンテンはJRA在籍時に1800mで3勝をマーク。ハンデ52キロを生かせれば上位に加わってもいい。ホーリーグレイルは以前より気性面が成長してレース運びに幅が出てきた。重賞連勝で充実ぶりを示す今なら2021年以来(ダイアナブライト)となる川崎所属馬の勝利も十分に狙える。
《ライタープロフィール》
菊池 敬太
サンケイスポーツで南関東競馬を中心に予想とコラムを掲載。
近況のレース内容や傾向、データのほか、現場取材などで集めた情報をもとに高配当を狙っている。
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