【ブルーバードC回顧】戸崎圭太騎手騎乗のフィンガーが重賞初制覇 4番手追走から抜け出して1馬身半差の完勝

2026-01-22 12:00:59三木俊幸
2026年ブルーバードC勝ち馬フィンガー,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

一戦ごとに内容が良化

3歳ダートクラシックへと繋がる一戦、船橋競馬場で行われたブルーバードC(JpnⅢ・ダート1800m)は戸崎圭太騎手が騎乗したフィンガーが勝利した。

昨年9月にデビューして以降は3戦連続で2着という結果が続いていたが、2走前の東京ダート1600m戦は勝ち馬から3馬身離されるも後続には7馬身差。1:37.1という好タイムで勝利したマクリールは続く黒竹賞も好内容で完勝している素質馬で、レースレベルは高かった。

それを証明したのが前走、年明けの中山ダート1800m戦。スタートからすんなりとハナを切ってスローペースに持ち込むと、余力十分の走りで馬なりのままラスト12.7-12.4と加速しながら後続に1.9秒もの大差をつけて初勝利を飾った。こうした内容が評価され、単勝1.8倍の1番人気に支持されての出走だった。

好スタートから出ムチを入れてハナを主張したストゥディア、2番手にカタリテとすんなり隊列は決まり11.8-11.7で1周目のゴール板を通過すると一気にペースは落ちて13.2-13.9-13.6、1000m通過は1:04.2と超スローペース。逃げることも想定されたフィンガーだったが、大外枠ということもあり速い馬たちを見る形で序盤こそ力んでいる様子も中盤からはリラックスした走りで4番手の外でしっかりと折り合っていた。
1000m〜1400mの区間にかけても13.2-13.2と全くペースは上がらず、実質残り400mだけの上がり勝負という展開に。カタリテと馬体を併せながら直線に向くと、残り100mで振り切り1馬身半差、勝ちタイムは1:55.4で決着した。

このメンバーに入れば能力が上位だったとも言えるが、馬体重549kgという大型馬で跳びの大きい走法ながら機動力も見せてくれた。ダートクラシック初戦の羽田盃に出走するためには、前哨戦に出走して権利を得なければならないというタイトなローテーションになってくるが、一戦ごとに内容を良化させてきたタイプなだけに次走にも期待したい。


初の1800m戦に挑んだカタリテは2着

2着のカタリテは、前走の寒椿賞で前半600mが12.3-10.8-11.6(34.7)という入りで中団より後ろの馬たちが上位を占めるハイペースの中、2番手から楽に抜け出すという好内容を見せての参戦だった。残り400mで一気にペースが上がったところで持ち前の機動力を活かして押し切りを狙ったが、結果的に直後にいたフィンガーに目標にされる形で動かれてしまった。

最後の100mで振り切られてしまい、ベストの距離ではなかった印象もあるが、完全に止まったというわけではなく、スローペースも相まって想像していた以上に1800mの距離にも対応していた。後続には3馬身差をつけており、2連勝してきた能力の高さは示した。


2026年ブルーバードC2着カタリテ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

 

3着のチャーリーは2走前のもちのき賞、前走の2歳1勝クラスと中団より後ろからのレース運びとなり、不利を受けながらも善戦していた。このレースでは御神本訓史騎手を配して勝ち馬を前に見る形の5番手から運んだが、一気にペースが上がったところでの対応力で上位2頭とは差が出てしまった。


2026年ブルーバードC3着チャーリー,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


《ライタープロフィール》
三木俊幸
編集者を経てフリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場でレースシーンを撮影しながら、執筆活動も行っている。

《関連記事》
【ブルーバードC】結果/払戻
【全日本2歳優駿回顧】パイロマンサーが3連勝でGⅠ級初制覇 岩田望来騎手「来年飛躍してくれると思います」
【JBC回顧】JBCクラシックはミッキーファイトが3馬身差で完勝 アンモシエラはJBCレディスクラシック連覇達成