【ダイオライト記念予想】前年チャンピオンズC出走馬は連対率6割超え セラフィックコールが再びの連勝街道へ
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実績馬たちのスタミナ比べ
2024年3月6日(水)に船橋競馬場でダイオライト記念(JpnⅡ・ダート2400m)が実施される。浦和記念、名古屋グランプリを連勝して勢いに乗るディクテオンを筆頭に、昨年の帝王賞で4着と善戦した重賞2勝馬ハギノアレグリアス、チャンピオンズカップ10着から巻き返しを図るセラフィックコールなど、ダートグレードで最長距離のスタミナ比べの一戦にJRAと地方から実績馬が顔をそろえた。過去10年の傾向から勝ち馬を導き出す。
過去10年の人気別成績では、1番人気が【6-0-0-4】、2番人気は【3-2-0-5】で、勝ち馬9頭が2番人気以内と上位人気の信頼度は高い。3番人気は【0-2-7-1】と勝利こそないが、複勝率は90%を超えている。
JRA所属馬が連対馬18頭(栗東16、美浦2)と断然リード。地方馬は2022年の優勝馬ノーヴァレンダ(川崎)と、2017年の2着馬ユーロビート(大井)が連対している。
年齢別成績では6、7歳馬が各6連対でトップタイ。6歳馬の連対率は27.3%と高めで、7歳馬も同20.7%と年齢のわりに高い。ほかに5歳馬が4連対、4、8歳馬が各2連対で、4歳馬は勝率、複勝率でトップだ。また、2018年以降は7歳以上の優勝はない。
連対馬20頭中16頭にダートグレード勝ちか、GⅠまたはJpnⅠで3着以内の実績。前年のチャンピオンズC出走馬は【4-3-1-3】と連対率6割超えの好成績だった。3着以内に入った地方馬7頭は、フェブラリーステークスに出走したミューチャリー(2022年3着)を除く6頭が前走の重賞で連対していた。連対馬の脚質は【逃げ6先行9差し3追込2】で、逃げ馬は6年連続で馬券圏内に入っている。
新星セラフィックコールが反撃に出る
◎セラフィックコール
栗東所属の4歳馬で、過去10年で4歳は勝率20%をマークしている。デビューから無傷の5連勝で挑んだチャンピオンズカップは外々を回ったロスが響き10着に終わった。初めての地方遠征でも520キロ超の馬格から不安はなく、今回のメンバーならロスなく立ち回れそう。昨年6月に東京2100mを競り勝った内容から初の2400mでも問題ない。前年のチャンピオンズC出走馬は【4-3-1-3】と好成績を残しており、ダイオライト記念を制して再び連勝街道を進む。
◯ディクテオン
栗東所属の6歳馬。6歳は連対率27.3%をマーク。JpnⅡの浦和記念、名古屋グランプリと連勝しダートの中長距離では堅実な走りを示している。初めての船橋遠征だがこれまで地方では負けなし。得意の条件がそろった舞台なら強いライバルも打破できるはずだ。
▲ハギノアレグリアス
栗東所属で、過去10年で6連対している7歳馬。GⅠ級以外の重賞では【2-3-0-0】と安定している。2400mは初めてだが折り合いはつくタイプで、小回り向きの器用さを持つのも強み。前年のチャンピオンズC出走馬という好データを持つ点も魅力のひとつだ。
ほか、美浦所属のテリオスベルは昨年2着に入ったように、船橋は【1-3-0-0】と好相性。先行する自分の形に持ち込めればかなりしぶとく、今回も徹底した先行策で上位をにぎわすはず。ホッカイドウのアナザートゥルースはJRA在籍時の2020年にこのレースを制し、翌年も3着とコース適性は高い。前走の名古屋グランプリでも4着と中長距離で好走を続けており、相性のいい舞台で健在ぶりを示す。
《ライタープロフィール》
菊池 敬太
サンケイスポーツで南関東競馬を中心に予想とコラムを掲載。近況のレース内容や傾向、データのほか、現場取材などで集めた情報をもとに高配当を狙っている。
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