【京成盃グランドマイラーズ展望】7連連続連対中のスマイルウィが連覇濃厚
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
南関東エース格の登場
2023年3月16日に船橋競馬場で行われる京成盃グランドマイラーズ(SⅡ・ダート1600m)。かしわ記念と同舞台で行われる重賞競走だ。マイルは南関東競馬でも層の厚い路線だが、今年は8頭の少頭数で争われることとなった。
中心はなんといってもスマイルウィだろう。現在7戦連続連対中で、昨年はこの京成盃グランドマイラーズのほか、サンタアニタトロフィー、ゴールドCも制して重賞3勝。特にゴールドCでは交流重賞常連のサルサディオーネとティーズダンクを破っており、今の南関東エース格といっても過言ではない。ここ数開催、船橋コースは内の砂が深い状態が続いており、外枠を引けたのも好感の持てる材料だ。
そのスマイルウィをマイルグランプリで破ったゴールドホイヤーも当然侮れない。報知グランプリCは先行策から5着に敗れたが、ラスト2F14.0-14.0を要する消耗戦で、前に行った馬には厳しい展開だった。それでも残った1、2着馬とは力の差を感じる結果ながら、大幅に相手が緩和される今回は順当に浮上してくるだろう。
ほか、ホウオウスクラム、東京ダービー馬・エメリミット、5着以内で来年の南関東残留を決めたいリッカルドにも注目だ。ティーズダンクは実績的に上位ではあるものの、抜群の安定感を誇る浦和1400mに比べると今回の条件では強調点に欠ける。タフな船橋の1600mより、もっとスピードとその持続力が生きる舞台がいいタイプだ。
《関連記事》
・【地方競馬対談】JRA・安田隆行調教師が語る! JBCスプリント連覇に挑むレッドルゼルへの期待と、川田将雅騎手の意外な一面とは?
・【地方競馬対談】森泰斗騎手と語る! 南関東でトップを走り続ける原動力、船橋の砂厚、そして日本テレビ盃
・【地方競馬対談】JRA・森秀行調教師と語る! 「ダート三冠革命」と地方所属騎手、そしてクラスターC