【フジノウェーブ記念展望】好メンバーの中でも4歳馬プライルードに期待

2023-03-09 06:00:35SPAIA編集部
2023年フジノウェーブ記念に出走するプライルード,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

名スプリンターの名を冠した一戦

2023年3月9日に大井競馬場で行われるフジノウェーブ記念(SⅢ・ダート1400m)。2007年のJBCスプリントなどを制した大井の雄・フジノウェーブの名が冠された短距離重賞だ。今年は交流重賞好走馬や中央OP勝ち馬など、目移りするような精鋭15頭で争われる。

好メンバーのなかでも、明け4歳のプライルードが最有力とみる。全日本2歳優駿3着ののち、昨春は羽田盃へと駒を進めたが13着大敗。その後短距離にシフトすると2連勝して、JBCスプリントでも8着と健闘した。地方最先着のイグナイターから0.4秒差の内容は、将来への展望が広がるものだった。今回はアフター5スター賞時にあったギシギシとの斤量差5キロがなくなり、不利とされる1400mの大外枠など課題もあるが、これをクリアするようなら交流重賞でもチャンスがあるだろう。

アポロビビは中央時代にOPを2勝した実力馬。転入後2戦は小回りコースが合わなかったようで、前走は大外から猛追するも及ばず。展開に大きく左右される面は否定できないが、前が止まるようなら突き抜ける可能性もある。

以下、昨秋やや振るわなかったが本来の実力は高いギシギシ、ユニコーンS2着馬デュードヴァン、そのデュードヴァンを2戦続けて破ったギャルダルなどが強力だ。昨年の勝ち馬ルーチェドーロも大箱の1400mが得意なタイプでまだ見限れない。



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