【ゴールドカップ展望】交流重賞5勝の女傑サルサディオーネが巻き返す
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
南関東の強豪が集結
2022年12月22日に浦和競馬場で行われるゴールドカップ(SⅠ・ダート1400m)。以前はSⅡ格付けだったが、昨年からSⅠに昇格。南関東における短距離路線の総決算的な立ち位置となった。今年は精鋭10頭が出走を予定している。
目移りするメンバーだが、まずはサルサディオーネを見直したい。これまで交流重賞5勝、左回りでさえあれば距離と競馬場は不問という女傑だ。8歳になった今年もこのコースでさきたま杯を制しており、衰えはない。それだけにJBCレディスクラシックの9着敗退は意外だったが、遠征での馬体重-10キロに加えて展開が厳しかったのも事実。地方馬どうしならあっさり巻き返して不思議ない。
アポロビビは中央OP勝ち馬。サラブレッドオークションにて3081万円で落札され、鳴り物入りで浦和・小久保智厩舎に転厩してきた。中央時代は後方からの差し一辺倒というタイプで、小回りでどうかという懸念もあったが、前走で笠松グランプリに出走して2着。一定の対応力は示した。先行馬多数のメンバーで、展開も向きそうだ。
以下、浦和1400mで【4-2-1-0】のティーズダンク、今年重賞2勝のスマイルウィなども有力。トライアルを勝ったモリデンアローも1400m戦では直近5連勝中。時計を短縮できれば通用する余地はある。
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