ⒸSPAIA（撮影：三木俊幸）

「サンタアニタウィーク」のメインカード

2022年11月2日に大井競馬場で行われるサンタアニタトロフィー（SⅢ・ダート1600m）。東京シティ競馬と友好交流提携を結ぶ、アメリカのサンタアニタ競馬場の名を冠したレースだ。今開催は「サンタアニタウィーク」と題して各種イベントが実施されるが、そのメインカードとして古馬の有力マイラーたちが相争う一戦となる。

好メンバーが集まったが、全日本2歳優駿と東京ダービーの勝ち馬・アランバローズに期待したい。ハナを切れれば【7-1-1-0】、そうでなければ【0-0-0-4】と戦績のハッキリした生粋の逃げ馬で、昨年秋からリズムを崩していたが、長期休養明けを叩いて迎えた前走・千葉ダートマイルは1.39.6の好タイムで逃げ切った。レースラップ12.2-11.9-11.6-12.0-12.0-12.2-13.2-14.5は、あふれるスピードで後続の脚を削ぐこの馬本来のスタイル。輝きを取り戻した今なら今回の相手でも押し切れる。

スマイルウィは現在5戦連続連対中。京成盃グランドマイラーズではカジノフォンテンら強敵を一挙撃破するなど、本格化が著しい。近2走はハイペースを早め先頭でわずかに差されてしまっているが、実力上位は疑いようもない。

以下、同コースのマイルグランプリを制したゴールドホイヤー、差す競馬で新味を見せたリンゾウチャネル、トライアルを勝ったマッドルーレットなども有力。ファルコンビークも前走は展開が厳しかった上に4コーナーでも不利があり、見限れない。

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