【朝日杯FS】欧州血統が濃いパンジャタワーが有力 使い込まれた馬場が味方に
SPAIA編集部
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タワーオブロンドンの代表産駒となるか
2024年12月15日に行われる第76回朝日杯フューチュリティステークス(朝日杯FS)。今年は京都競馬場での施行となる。2歳馬にとってスピードとスタミナ、両方を問われるマイル戦は、楽な条件ではない。京都でも阪神でも、過酷な条件を乗り越えられるだけの下地が必要だ。
レースの性質としては、阪神開催ほどのパワーは要求されず、スピード優位のレースになる可能性が高い。
注目はパンジャタワー。父タワーオブロンドンは19年スプリンターズS1着など、短距離で活躍した一流馬。しかし、その父Raven’s Passは中距離戦であるBCクラシック(10F)の勝ち馬。タワーオブロンドンの母の血統を見るとDalakhani、Sadler’s wellsと、欧州でも屈指のスタミナ自慢の血がかけられている。つまりタワーオブロンドンは中長距離で活躍してもおかしくない血統だったといえる。
パンジャタワーの母系はバランスよくスピード血脈がかけられており、父系の潜在的なスタミナも踏まえると、マイルで最も能力を発揮するのではないかと考えられる。今年の京都は使い込まれて馬場が荒れているが、これは欧州血統が濃いこの馬にとってプラスに働くはずだ。
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