【ジャパンC】ドウデュース「前走・天皇賞(秋)1着」は複勝率100%、チェルヴィニアも複勝率75%データに該当 ローテーションに見られる特徴は

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「前走・天皇賞(秋)1着」は複勝率100%

2024年11月24日に東京競馬場で開催されるジャパンC(GⅠ)。海外からの刺客3頭を含め、秋の頂上決戦に10頭のGⅠホースが集結した。なかでも天皇賞(秋)からの連勝を目指すドウデュース、オークスと秋華賞を連勝してきた3歳牝馬チェルヴィニアが人気の中心となりそうだが、今回は過去10年のローテーションに注目しながら特徴を探ってみたい。

ジャパンC、過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA


まずはドウデュースを筆頭に4頭が該当する「前走・天皇賞(秋)」から。過去10年の成績は【6-3-5-34】勝率12.5%、複勝率29.2%となっており、1着馬は【2-0-3-0】で複勝率100%。軸としての信頼度は高い。

4着以下【3-2-2-28】勝率8.6%、複勝率20.0%をどう見るかだが、勝ち馬との着差が0.9秒差以内だった馬は【3-2-1-14】勝率15.0%、複勝率30.0%。逆に1.0秒差以上をつけられていた馬は【0-0-1-14】複勝率6.7%と明暗くっきり。0.3秒差4着のジャスティンパレスと0.4秒差7着のソールオリエンスは見限れず、1.0秒差14着だったダノンベルーガにとっては厳しいデータとなる。

また、サンプル数こそ多くないものの、チェルヴィニアの「前走・秋華賞」は【1-2-1-3】勝率14.3%、複勝率57.1%の好成績。秋華賞を勝ってここに臨んだ馬は【1-1-1-1】勝率25.0%、複勝率75.0%となる。

勝ち馬こそ2018年のアーモンドアイだけだが、2020年に同ローテで挑んだ三冠牝馬デアリングタクトはアーモンドアイとコントレイルに続く3着、昨年の三冠牝馬リバティアイランドもイクイノックスの2着。相手が悪かったとしか言いようがない。

最後に、今年は海外馬を含めて6頭が「前走・海外」からの臨戦となるが、過去10年の成績は【0-1-0-28】複勝率3.4%。ここから海外馬を除外すると【0-1-0-3】複勝率25.0%とはいえ、過去にジャパンCを制したシュヴァルグランは9着、さらにオークス2着のハープスターも5着に敗れたように、同コースのGⅠで結果を残していた馬でも厳しい戦いを強いられている。ダービー3着シンエンペラーも乗り越えなければならない壁は高い。

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