【香港チャンピオンズデー】ノースブリッジは芝コースで追い切り 直前の大雨も奥村武調教師「良い調整ができた」

三木俊幸

2024年クイーンエリザベスⅡ世カップに出走予定のノースブリッジ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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大雨が降る中での追い切り

今週末の香港チャンピオンズデーに出走する日本調教馬8頭。そのうちの多くは前日に追い切りを済ませていたが、25日(木)に3頭が芝コースに入り最終追い切りを行った。

深夜から早朝にかけて雨が降り、地元香港馬たちが調教を行う時間には一旦雨が上がっていたが、外国から遠征してきた馬たちが調教を行う午前8時半過ぎから大粒の激しい雨が降り出した。

そうした時間帯に追い切ったヒシイグアス(クイーンエリザベスⅡ世カップに出走予定、以下カッコ内は出走予定レース)は800m55.0、ラスト400m26.0。ノースブリッジ(クイーンエリザベスⅡ世カップ)は岩田康誠騎手が騎乗して800m58.3、ラスト400m25.9。オオバンブルマイ(チャンピオンズマイル)は800m51.6、ラスト400m24.3というタイムをマークした。

2024年クイーンエリザベスⅡ世カップに出走予定のヒシイグアス,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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2024年チャンピオンズマイルに出走予定のオオバンブルマイ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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ノースブリッジを管理する奥村武調教師は、日本で調教してきたので香港ではサラッとしかやらないということを打ち合わせして最終追い切りに挑んだとのこと。結果として打ち合わせ通り「いい調整ができた」と振り返った。追い切り直前に降り出した大雨についても「想定内で本馬場も良い状態で使えているので、調教なのでパンパンの良馬場でやるよりはよかった」と語った。


ゴールデンシックスティは芝コースで追い切り

地元香港馬では、このレースがラストランとなるゴールデンシックスティ(チャンピオンズマイル)はC.ホー騎手騎乗で2頭併せ、3月に行われた香港4歳クラシック最終戦の香港ダービーを制したマッシヴソヴリン(クイーンエリザベスⅡ世カップ)はZ.パートン騎手が騎乗して芝コース単走で追い切りを行った。

2024年チャンピオンズマイルに出走予定のゴールデンシックスティ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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2024年クイーンエリザベスⅡ世カップに出走予定のマッシヴソヴリン,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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オールウェザーコースでは昨年12月の香港スプリントで2着となったラッキーウィズユー(チェアマンズスプリントプライズ)、昨年の香港ダービー馬で香港マイル2着のヴォイッジバブル(チャンピオンズマイル)など注目馬の姿もあった。

2024年チャンピオンズマイルに出走予定のヴォイッジバブル,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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枠順抽選会でゲート番が決定

追い切りが終わった後に枠順抽選会も行われ、チェアマンズスプリントプライズに出走するサンライズロナウドは6番、マッドクールは大外11番に入った。

チャンピオンズマイルのシャンパンカラーは2番、エルトンバローズは5番、オオバンブルマイは10番に入った。

クイーンエリザベス2世カップのヒシイグアスは1番、ノースブリッジは3番、プログノーシスは5番ゲートからそれぞれスタートする。

2024年香港チャンピオンズデーの枠順抽選会の様子,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。

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