【セントライト記念】皐月賞5着以内は複勝率83.3% 東大HCの本命は“舞台好転”アスクエジンバラ

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秋のGⅠに繋がるトライアル戦
中山競馬場でGⅡ・セントライト記念が行われる。ダービー3着のバステールや同4着ゴーイントゥスカイ、ラジオNIKKEI賞をレコードで勝利したサノノグレーターなど16頭が出走予定だ。
昨年の勝ち馬ミュージアムマイル、一昨年の勝ち馬アーバンシックはどちらも同年秋にGⅠを勝利した。今年このレースを制して菊花賞、そしてその後のGⅠへの足掛かりとするのはどの馬か。過去10年のデータから検討する。
既に重賞で末脚見せた馬を

<セントライト記念 実績別データ>
皐月賞5着以内
【4-5-1-2】勝率33.3%/連対率75.0%/複勝率83.3%
ダービーで上がり5位以内
【3-1-3-4】勝率27.3%/連対率36.4%/複勝率63.6%
ラジオNIKKEI賞で上がり1位
【2-0-0-1】勝率66.7%/連対率66.7%/複勝率66.7%
まずはざっとこのレースの傾向に触れておく。人気別では3番人気以内が【7-8-8-7】で複勝率76.7%。1~3番人気で3着まで独占した年が半数の5回を占める。特に1番人気は【3-6-0-1】でほとんどが連対している。
上がり順位別では、2位以内が【7-7-3-7】で複勝率70.8%、3~5位が【1-3-3-20】同25.9%、6位以下が【2-0-4-83】同6.7%だった。上がりが着順に直結しやすい。いい末脚を見せたことのある馬 or 実績馬(≒人気馬)を、少ない点数で買うことが攻略方法となりそうだ。
ここから過去の重賞実績に注目する。まず皐月賞出走馬は【5-6-4-21】で複勝率41.7%。同じ中山だからか着順との相関もあり、5着以内が【4-5-1-2】複勝率83.3%、6~9着が【0-0-3-8】同27.3%、2桁着順が【1-1-0-11】同15.4%だった。皐月賞4着のアスクエジンバラは崩れにくそうだ。
ダービー出走馬は【5-6-5-20】で複勝率44.4%。5着以内が【1-3-0-2】複勝率66.7%、6~9着が【1-1-3-7】同41.7%、2桁着順が【3-2-2-10】同41.2%だ(※ほか、ダービー競走中止【0-0-0-1】)。こちらは多少相関があるものの、下位からの逆転例も豊富にある。
着順よりも信頼できそうなのが上がり順位。5位以内が【3-1-3-4】で複勝率63.6%、3位以内だと【2-0-0-1】で同66.7%だった。今年はゴーイントゥスカイが上がり最速、アウダーシアが3位タイだった。
クラシック路線以外ではラジオNIKKEI賞組に注目。全体成績は【3-1-1-11】で複勝率31.3%だが、勝率は皐月賞出走馬、ダービー出走馬よりも高い。ラジオNIKKEI賞で上がり1位だと【2-0-0-1】。小回りで末脚が光った馬はここでも通用する。サノノグレーターには要注目だ。
そして今回不安視するのはバステール。ダービーはマクリで最先着したが、直近3走全て序盤はほぼ最後方だった。後方からとなった場合、セントライト記念では追込【1-0-1-38】複勝率5.0%というデータがネック。思い切って今回は消してみる。
条件戦を使ってきた馬は大苦戦。前走1勝クラス勝ち馬は【1-0-2-25】複勝率10.7%で、馬券に絡んだ3頭は前走が着差0秒8以上の圧勝だった。前走2勝クラスも【1-3-0-26】複勝率13.3%、勝利していても【0-3-0-9】同25.0%に留まっている。点数を削る意味で前走条件戦の7頭は軽視する。
皐月賞でメンバー最先着
◎アスクエジンバラ
中山ではホープフルS3着、スプリングS2着、皐月賞4着と安定した成績を残している。中山重賞で2回以上掲示板がある馬は【3-4-1-4】複勝率66.7%で、22年以降は毎年1頭以上が連対している。
ダービーは10着と大敗だったが、前に少し厳しい展開であり、この馬自身33秒台の上がり勝負も向いていなさそうだ。一方、中山のホープフルSやスプリングSでは上がり上位をマークしており、舞台は好転する。崩れないだろう。
◯サノノグレーター
キャリア7戦で【3-0-0-4】と極端な成績だが、そのうち2回はレコードVと勝つときのパフォーマンスは素晴らしい。特に前走のラジオNIKKEI賞は2、3着馬が前で粘るなか4角11番手から豪快に差し切った。また掲示板外の敗戦は新潟2歳S、共同通信杯、皐月賞といずれもハイレベルだった。
中山は葉牡丹賞レコード勝ちのほか、スプリングS0秒2差5着があり、得意な舞台と言える。距離延長もプラスに働きそうで、ダービー未出走馬の中では一番魅力を感じる。
▲ゴーイントゥスカイ
東京での成績が素晴らしく、青葉賞は加速ラップでの勝利で2着には0秒1差、3着にはさらに0秒4差をつけた。ダービーも上がり最速で0秒1差の4着と健闘。末脚は確かだ。
懸念点は中山未経験であること。過去10年の当レースで中山初出走だった馬は【2-1-0-25】複勝率10.7%、3番人気以内でも【1-1-0-3】と凡走が目立つ。昨年もファイアンクランツが3番人気9着に敗れ、その後東京に戻って好走した。こちらも中山で力を発揮できない可能性を考慮してこの評価とした。
以下アウダーシアまで印を回す。馬券は◎軸の馬連で勝負する。
▽セントライト記念予想▽
◎アスクエジンバラ
◯サノノグレーター
▲ゴーイントゥスカイ
△アウダーシア
《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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