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【注目2歳馬】リオンディーズ産駒コラリオン 馬なりで突き抜け2馬身半差快勝

2026/08/11 12:00
三木俊幸
8月8、9日の注目2歳馬,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ノーザンファームミックスセールで4070万円

週末に撮影したレースから、最も印象に残った馬を取り上げる「注目2歳馬」。8月2週目の新潟開催は2歳戦が6レースも組まれていたが、今回は8日の新潟3R・芝1800m戦を勝利したコラリオンを取り上げる。

リオンディーズの産駒で、母はデビューから3連勝でスイートピーSを制するなどJRAで4勝をあげたディープジュエリーという血統。兄や姉に目立った活躍馬こそ出ていないが、本馬は当歳時に最近のトレンドとなっているノーザンファームミックスセールに上場され、4070万円で落札された。


8月8、9日の注目2歳馬,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ラスト「10.9-11.2」に垣間見た大器の片鱗

レースは2025年のセレクトセールで3億円超という高額で取引されたコントレイル産駒のアトミックリーチが1番人気。2番人気は半兄に中山金杯の勝ち馬カラマティアノスがいるインテルラゴスが続き、コラリオンは3番人気。馬体重496kgでの出走となった。

先手を奪ったエートレインが刻んだ前半のラップは12.6-11.3-12.0-12.7-12.8。1000m通過は1:01.4と、新馬戦としては淀みのないペースとなる。

コラリオンはまずまずのスタートを切るも、行き脚がつかず一時は後方3番手まで下がる形。それでも11.3と速くなった200~400m区間で中団までポジションを上げて流れに乗ると、そのままインコースの7番手で脚を溜めた。

後半800mのラップは12.2-11.5-10.9-11.2(45.8)。直線に差しかかって残り600m、一団となっていた馬群が横に広がるタイミングで、鞍上の田辺裕信騎手は一番内から一気に5頭分外へと誘導して進路を確保する。

大きく横に動いた分のロスを取り返すため、田辺騎手の手綱は一瞬動いたが、すぐにアクションはなくなった。そのまま馬なりで前をとらえ、残り200mで先頭へ。

ゴール前こそ内にヨレてしまう面も覗かせ、ラストは11.2とやや減速したものの、後続には2馬身半差。当週はレコードタイムが3つ更新される高速馬場ではあったとはいえ、勝ちタイム1:47.2は新馬戦としては優秀なものと言っていいだろう。

特に素質の高さを感じたのが、残り400mから200m区間の走り。ライバル勢は一杯に追われていたなかで、その時点ではまだ先頭と1馬身ほどの差があった。加えて、このレースで最も速い10.9というラップが計測される状況のなか、馬なりで楽に先頭へと並びかけ、交わしていくというのはかなりのポテンシャルを秘めていなければできないことだ。

まだ緩さも感じる馬体でありながら、これだけのパフォーマンスが発揮できるということからかなりの伸びしろを感じさせ、将来性は★5の評価。距離延長についても全く問題はなさそうで、大舞台での活躍を期待したい。

《ライタープロフィール》
三木俊幸
編集者を経てフリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場でレースシーンを撮影しながら、執筆活動も行っている。

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