【アイビスSD】テンの速さとスピードはメンバー屈指 連覇を狙うピューロマジックに好データ

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3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は8月2日(日)新潟競馬場で行われるアイビスサマーダッシュについて下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。
・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」
・目には見えない上積みを探る「前走内容」
・適性と素質を知るための「血統評価」
特別登録のあった18頭を検討対象とし、データは過去10年を使用する。
重要データ:牝馬が優勢

アイビスSDはGⅢながらJRA唯一の直線コース重賞で、非常に競馬ファンの関心度が高いレース。レース全体の単勝回収率は74%、複勝回収率は70%と重賞の中では平均的な回収率となっている。
そんなレースで注目したいデータが性別成績だ。牡馬・セン馬は【2-4-4-69】で単勝回収率51%、複勝回収率53%に対し、牝馬は【8-6-6-71】で単勝回収率94%、複勝回収率84%と成績が良い。
また前走が重賞(海外含む)だった牝馬に限れば【6-1-1-10】という成績になり、単勝回収率336%、複勝回収率141%となる。
今年は牝馬×前走重賞(海外含む)に該当する馬はピューロマジックだけ。アイビスSDは昨年勝利しており、適性があるのは間違いない。
【牝馬で前走重賞(海外含む)の出走予定馬】
・ピューロマジック
前走内容:ピューロマジックの函館スプリントS
ピューロマジックの前走は函館スプリントS1着。この日の函館競馬場は稍重馬場だったが、時計は比較的速くスピードが問われる舞台だった。
レースは前半3F33.4秒、後半3F34.0秒の前傾0.6秒。重賞ということを考えると、そこまで速い流れではなかった。
本馬は好スタートから速い二の脚ですぐにハナを取り、そのまま押し切る競馬で勝利した。展開有利だったが、GⅢで逃げれば十分勝ち負けになることがわかったのは収穫だ。
また、テンションが鍵の馬だけに函館滞在だった点も良かった。今回もポイントはテンションだが、千直はテンのスピードが非常に重要。テンのスピードが日本屈指の本馬にとって、得意舞台であることは間違いない。
血統解説:ピューロマジック

・ピューロマジック
日本での牝祖は6代母ビバレジナ。母メジェルダは1勝馬ながらファンタジーS2着の実績馬だ。
全兄メディーヴァルは芝ダート問わず、短距離でJRA・4勝のOP馬。半兄バグラダス(父マジェスティックウォリアー)も同じく芝ダート問わず短距離でJRA・4勝の実績を持ち、ファミリーの特徴はスピード性能の高さにある。
本馬はアジアエクスプレス産駒の牝馬で芝適性が高く、全兄メディーヴァルも芝でオープンクラスを勝っている。スプリンターとしては馬格がそこまでなく、タフな馬場だと苦しくなる。しかし、今の綺麗な新潟競馬場の馬場はベスト条件だ。
今回は千直ということで枠も重要な要素となるが、登録馬を見るとテンの速い馬は少ない。本馬はテンの速さと高いスピード性能を併せ持ち、勝ち負けになる可能性が高い。
Cアナライズはピューロマジックを推奨
今回のCアナライズはピューロマジックを推奨する。前走は本馬の良さが存分に生きたレースで、テンションさえ上手くコントロールできれば強いことを証明した。重賞4勝の実績は今回の登録馬では抜けており、実力も上位だ。
なにより今年は勝利した昨年よりメンバーが手薄。本馬よりテンの速い馬がいない点も好材料で、スタートも上手く軸には最適とみる。
【ライタープロフィール】
貴シンジ
競馬ライター。サラブレッドの血統をファミリー中心に分析する牝系研究家。3つのファクターから構築する「コンプレックスアナライズ」を駆使して競馬予想を行う。WEBサイト『ウマフリ』で「牝系図鑑」も連載中。競馬予想のほか商業誌での執筆、一口馬主クラブ募集馬やセリ馬の血統分析、血統の魅力の伝承、繁殖牝馬の配合提案などを独自の切り口から行う。
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