【七夕賞】中山金杯勝ち馬カラマティアノスに逆襲気配 新潟大賞典組ヤマニンブークリエも要注目

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「7」にまつわるデータ
七夕賞は昨年から一週間繰り下がり、夏の福島3週目になった。直近では2024年、2019年は7月7日に行われたが、現行日程では七夕当日の施行は難しいだろう。
もっとも七夕に近づくのは3年後の2029年の7月8日。とはいえ来年から夏競馬が大きく変わるようで、重賞の開催スケジュールも抜本的に見直されるという報道もあり、3年後はどうなっているかわからない。
今年は7月12日と少し離れてしまったが、7という数字は毎年注目の的になる。1986年以降のデータをみると、7枠は2枠と並び最多の8勝。勝率はふた桁台にのる。
ただし、2016年以降は【0-1-0-19】。馬番7番は【1-4-8-27】。87年ダイナシュートが勝ってから未勝利も、複勝率は32.5%と悪くない。さらにここ2年は8、11番人気で3着と穴を提供しており、2015年は16番人気3着など好配当の使者となっている。
もうひとつ7番人気は【3-4-2-31】。20、21年連続2着も、ここ4年は好走なし。複勝率22.5%を踏まえるとそろそろかもしれない。これらデータも活用しつつ、具体的にレース傾向をつかんでいこう。
こちらのデータは過去10年分を使用する。

1番人気は【1-3-0-6】勝率10.0%、複勝率40.0%。福島のハンデ戦らしく、苦戦傾向にある。一方でこれも福島のハンデ重賞の特徴だが、2番人気【4-1-1-4】勝率40.0%、複勝率60.0%、3番人気【3-0-0-7】勝率、複勝率30.0%と1番人気以外の上位人気は悪くなく、思ったほど荒れない。悩みに悩んだ末に結局、軸は上位人気からという結論はかえって筋がいい。
とはいえ、10番人気以下【1-0-5-54】と、直近10年の3着馬の半数はふた桁人気馬。手広くは基本だ。なお、ここ10年の7番人気は【0-2-1-7】複勝率30.0%。そろそろありそうだ。

主力は4歳【3-1-2-18】勝率12.5%、複勝率25.0%、5歳【5-5-3-33】勝率10.9%、複勝率28.3%。複勝率を考えても軸はこのふた世代からとったほうがよさそうだ。
ただし、6歳【1-3-5-37】勝率2.2%、複勝率19.6%とベテランも買い目に入れないと、3連系は的中しない。6歳の複勝回収値は147。46頭出走してこの数字は驚異的で、大穴は6歳。昨年もオニャンコポンが11番人気3着だった。
注目はカラマティアノス、ヤマニンブークリエ
今年の登録馬を見渡すと、カラマティアノスが目立つ。冬は中山金杯1着、中山記念2着と波に乗り、前走エプソムCは6着。東京コースの適性が敗因であれば、福島での巻き返しは可能だろう。

前走クラス別をみると、重賞以外の数字もよく、必ずしも前走重賞組が強いとはいえないが、頭数は前走GⅢ【4-6-3-55】勝率5.9%、複勝率19.1%が目立っており、まずはここを掘り下げていく。

GⅢ組の内訳をみると、カラマティアノスが当てはまる前走エプソムCが【2-1-0-16】勝率10.5%、複勝率15.8%。エプソムCも昨年から日程が6月から5月に移っており、変わる可能性はあるが、昨年はドゥラドーレスがエプソムC2着から参戦し、2着だった。
とはいえドゥラドーレスは4戦連続重賞2着という戦歴をもつ特殊なタイプなので、そこも加味しておきたい。ちなみにデータ全体でみると、エプソムC6着以下【2-0-0-14】。16年アルバートドック、19年ミッキースワローが勝利した。カラマティアノスは有力候補だ。
前走新潟大賞典【1-3-1-11】勝率6.3%、複勝率31.3%にも注目だ。こちらは2着馬【1-1-0-0】、4着【0-2-0-0】と好走が基本線。6~9着は頭数が少ないが【0-0-1-1】。5着ヤマニンブークリエもデータ的には許容範囲といえる。
同馬は東京など広いコース向きのイメージもあるが、セントライト記念2着など器用さを問うコースでも好走しており、福島は悪くない。小回り特有の忙しい流れに身を投じた際の反応は気になる点だとしても、新潟大賞典の着差は0.4差なので、実力は十分足りる。

最後に前走OP/L【2-3-3-25】勝率6.1%、複勝率24.2%について。こちらは競馬場の傾向をみる。阪神【1-1-0-0】は11、9番人気が1、2着と穴が出現する。2頭は阪神のオープンで6着以下だった。
大阪―ハンブルクC7着カネフラにとって距離が2000mに戻るのは悪くない。過去に穴を開けた2頭のうち1頭、23年9番人気2着ククナは大阪―ハンブルクC6着だった。なくはない。
東京【1-0-2-10】勝率7.7%、複勝率23.1%はメトロポリタンS【1-0-0-5】、ジューンS【0-0-1-2】あたりがいい。メトロポリタンS3着バトルボーンなど該当馬がいるので、検討してほしい。
前走福島【0-2-1-7】複勝率30.0%はすべて福島民報杯で、1着【0-1-1-1】、2着【0-1-0-2】、3着以下【0-0-0-4】。1着サヴォーナも好走ゾーン。うまく前で流れに乗れれば、展開利をいかせる。

《ライタープロフィール》
勝木 淳
競馬を主戦場とする文筆家。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。Yahoo!ニュースオーサーを務める。『名馬コレクション 世界への挑戦』(ガイドワークス)に寄稿。
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