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【北九州記念】「In Reality」ら北米の快速血統が好相性 連覇狙うヤマニンアルリフラに追い風

2026/07/02 06:00
坂上明大
2026北九州記念の注目血統馬,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

傾向解説

サマースプリントシリーズ第2戦・北九州記念。日本レコードが記録された小倉芝1200mを舞台に行われるハンデ重賞で、純粋なスピード能力が問われる舞台といえるのではないでしょうか。本記事では血統面を中心に、北九州記念のレース傾向を整理していきます。

究極のスピード能力が求められる北九州記念の舞台では日本の主流血統よりも北米の快速血統が活躍しており、特にIn Realityの血は多くの好走馬のスピード面を支えています。In RealityはWar Relicの血を3×3でインブリードした快速血統で、日本では芝1000mのレコードホルダーであるカルストンライトオの父祖として有名です。

昨年の勝ち馬ヤマニンアルリフラは父イスラボニータがIn Realityの4×5を持ち、2着馬ヨシノイースターは母母父がIn Reality系ウォーニング。一昨年、16番人気で3着に入ったモズメイメイもIn Realityの4×7・6を持っており、やはり純粋なスピード勝負では最注目の血統といえるでしょう。


In Reality内包馬(過去10年)の成績(過去10年),ⒸSPAIA


<In Reality内包馬(過去10年)>
該当馬【4-4-4-39/51】
勝率7.8%/連対率15.7%/複勝率23.5%/単回収率370%/複回収率131%

また、1999、2000年の北米リーディングサイアーであるStorm Catの血も大活躍。北九州記念では昨年の7番人気3着アブキールベイがロイヤルアカデミーⅡ≒Storm Catの4×3を構成し、一昨年の勝ち馬ピューロマジックはStorm Catの4×5を持っていました。


Storm Cat内包馬の成績(過去10年),ⒸSPAIA


<Storm Cat内包馬(過去10年)>
該当馬【4-2-5-42/53】
勝率7.5%/連対率11.3%/複勝率20.8%/単回収率376%/複回収率121%

注目血統馬

前記の傾向に合う注目血統馬を2頭ピックアップしました。

☆ヤマニンアルリフラ
母ヤマニンパピオネは芝とダートの短距離戦で4勝を挙げたスプリンターで、本馬の半兄にはダート重賞2勝馬ヤマニンウルス(2024年プロキオンS、2025年東海S)がいます。

In Realityの4×5を持つイスラボニータを父に配した本馬も、母と同様に馬場不問のマルチスプリンターとして活躍。半姉ヤマニンアンフィルも昨年の北九州記念では4着と見せ場をつくっており、父母ともに北九州記念適性の高い組み合わせといえるのではないでしょうか。

☆アブキールベイ
3代母Composureは米3歳GⅠを2勝した一流馬。母アゴベイは芝1400m以下で2勝を挙げ、本馬はファインニードル産駒の初仔です。

サンデーサイレンスの4×3とロイヤルアカデミーⅡ≒Storm Catの4×3を持つ点が特徴的で、これは2025年シルクロードS勝ち馬エイシンフェンサーと同じ配合パターン。初仔の分、小柄に出ている点は惜しいですが、芝スプリンターとしての資質は十分に評価できます。牝馬でもあるため、そろそろ復調してきても全く驚けません。


2026北九州記念の注目血統馬2頭,ⒸSPAIA


《ライタープロフィール》
坂上明大
1992年生まれ、岐阜県出身。元競馬専門紙トラックマン(栗東)。2019年より競馬情報誌サラブレにて「種牡馬のトリセツ」「新馬戦勝ち馬全頭Check!」などの連載をスタートさせ、生駒永観氏と共同執筆で『血統のトリセツ』(KADOKAWA)を上梓。2023年11月には本島修司氏との共同執筆で『競馬の最高戦略書 予想生産性を上げる人の取捨選択の技術』(主婦の友社)を出版。現在はYouTubeチャンネル『競馬オタク』を中心に活動し、パドック解説や番組出演、映像制作、Webメディアでの連載もこなす。

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