【ラジオNIKKEI賞】前走GⅠ組が複回率113% コース、レース適性が高いショウナンガルフに一発の魅力

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3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は6月28日(日)福島競馬場で行われるラジオNIKKEI賞について下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。
・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」
・目には見えない上積みを探る「前走内容」
・適性と素質を知るための「血統評価」
特別登録のあった20頭を検討対象とし、過去10年データを使用する。
重要データ:前走OP/LかGⅠ

ラジオNIKKEI賞は条件戦を勝ち上がってきた馬と、春もOP特別や重賞レースで戦ってきた馬が激突する一戦となっている。
条件戦から上がってきた組の方が勢いはあるが、全体成績はやはりOP/L組、GⅠ組がやや優勢となっている。前走1勝クラス【4-4-5-42】、2勝クラス【0-0-1-2】、OP【5-2-1-24】、GⅢ【0-0-0-6】、GⅡ【1-0-1-17】、GⅠ【0-4-2-17】。サンプルは多くないが前走GⅢ組は全く馬券に絡めていないため注意が必要だ。
1勝クラス組の単勝回収率は73%、複勝回収率は76%。OP/L組の単勝回収率は107%、複勝回収率は69%。GⅠ組の複勝回収率は113%となっている。
1勝クラス組からの勝ち馬は20年のバビットを除き、単勝オッズは一桁台で人気馬が順当に勝利している。OP・L組はバランスよく人気馬も穴馬も好走しており、GⅠ組は人気落ちした馬が複勝圏内に突っ込んでくるケースが多い。
基本的には前走OP/L組、GⅠ組を中心に考え、1勝クラス組は上位人気が予想される馬を検討対象としたい。
【前走OP/LかGⅠの出走予定馬】
・サウンドムーブ
・サノノグレーター
・ショウナンガルフ
・ジーネキング
・スペルーチェ
・ムスクレスト
・ローベルクランツ
ショウナンガルフの日本ダービー
ショウナンガルフの前走は日本ダービー17着。昨年札幌2歳Sを勝利して以来、ホープフルS、きさらぎ賞、ダービーと3連敗している。
ただ敗因は明確で上がりの速すぎる競馬が合っていなかった。また前走の敗因は、きさらぎ賞からの直行ローテーションや当日の状態が今ひとつだったことだろう。
ペースがある程度流れ、上がりを要する展開になればチャンスは十分にある。そういった意味では本レースは合っており、過去10年で上がり3F最速馬が33秒台を記録したことは一度もない。
今回は人気にはならないだろうが、札幌2歳Sでは上がりの掛かる競馬でジーネキング、スマートプリエール、アーレムアレスを負かしている。好走ポイントがはっきりしているタイプだが、実力は十分に勝ち負けできるものがある。
血統解説:ショウナンガルフ

・ショウナンガルフ
日本での牝祖は祖母ミスエーニョ。2歳時にデビュータントステークス(GⅠ・AW7F)を勝利した実績馬。このファミリーを通じて挙げられる特徴は、早熟性とスピードの持続性能の高さだ。
もともとアメリカで繋がっていた牝系で、本馬の従兄弟にはゴールデンロッドステークス(GⅡ・ダート8.5F)を勝ち、エイコーンステークス(GⅠ・ダート8F)でも3着したDream Lithがおり、3代母Madcap Escapadeはアッシュランドステークス(GⅠ・ダート8.5F)勝ちを含め、重賞を5勝しておりアメリカでかなり勢いがある。
日本でも叔母のミスエルテがファンタジーS勝ち、ミアネーロがフラワーC勝ち、ショウナンザナドゥがフィリーズレビュー勝ちと、世代限定戦の重賞勝ち馬が複数出ている。本馬の母ミカリーニョも芝1600mで2勝しており、ほかのきょうだい同様に早熟性、スピードの持続性能が高かった。
本馬は父にハービンジャーを迎えた。これにより成長力と持続性能が強化された印象で非常にバランスの良い配合となっている。
高速馬場で上がりが速過ぎてギアチェンジが求められるレースは不向きだが、福島のように淡々とペースが流れる競馬場は得意。ここ3戦の結果だけで本馬を見限るのは早計だ。
Cアナライズはショウナンガルフを推奨
今回のCアナライズはショウナンガルフを推奨する。ここ3走は負け続けており、今回も人気薄が予想され、妙味は十分にある。
実力的には今回のメンバーなら十分に勝ち負けになっていい。あとはスローペースで瞬発力が求められる展開になるかどうか。上がりが掛かる展開になれば、本馬にも十分に出番はあるはずだ。
【ライタープロフィール】
貴シンジ
競馬ライター。サラブレッドの血統をファミリー中心に分析する牝系研究家。3つのファクターから構築する「コンプレックスアナライズ」を駆使して競馬予想を行う。WEBサイト『ウマフリ』で「牝系図鑑」も連載中。競馬予想のほか商業誌での執筆、一口馬主クラブ募集馬やセリ馬の血統分析、血統の魅力の伝承、繁殖牝馬の配合提案などを独自の切り口から行う。
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