首位快走ルメール騎手が80勝到達 ダービー初制覇の松山弘平騎手は3位【5月終了時の騎手リーディング】

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
月間最多19勝の大活躍
日本ダービーが行われた5月31日を終えた時点での騎手リーディングは、前回集計時と同じくC.ルメール騎手が1位のポジションをキープした。ここではトップ5にランクインした騎手を中心に、5月の開催10日間の成績を振り返る。
4月終了時点で61勝だったルメール騎手は、4→2→2→3→2→2→1→2→1→0と前半から絶好調。最終日こそ勝利がなかったものの開催9日間で勝利を記録し、月間最多となる19勝を上積みして年間80勝まで伸ばした。
5月の月間勝率28.4%、連対率43.3%、複勝率58.2%はいずれもトップの成績。トロヴァトーレとのコンビでエプソムカップを優勝、エンブロイダリーに騎乗したヴィクトリアマイルも制して月間重賞2勝を挙げた。
その他、オークスと日本ダービーではともに僅差の2着と、大舞台でも存在感を示し、賞金ランキングでも2位以下を大きく引き離す2,163,105,000円を獲得している。
2位は岩田望来騎手がランクイン。5月最終週は騎乗停止処分を受けていたため実質8日間の騎乗となったなか、3→1→1→1→1→2→3→0→0→0とコンスタントな活躍をみせて月間12勝を加算した。そのなかにはシルバーレシオとのコンビで制したユニコーンSでの重賞勝利も含まれており、年間では63勝という成績となっている。
月間勝率17.6%、単回収率94%ながら、人気別の成績をみると「2番人気」に騎乗した際には【5-4-0-8】勝率29.4%、連対率52.9%で単回収率102%を記録。「3番人気」も【3-2-0-3】勝率37.5%、連対率62.5%で単回収率240%、複回収率112%と好成績を残していた。
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ロブチェンとのコンビで夢を叶える
3位は55勝の松山弘平騎手。5月の日別の成績は0→1→0→2→2→0→1→1→1→1と固め打ちはなかったが、月間9勝を積み重ねた。なかでも前走からの「継続騎乗」では【5-2-2-13】勝率22.7%、連対率31.8%、複勝率40.9%と乗り替わったケースと比較して大きく成績を伸ばしていたことが見て取れる。
継続騎乗に該当する一頭のなかには、日本ダービーを制したロブチェンも含まれる。ゴール前はパントルナイーフとの追い比べの末に掴んだ勝利で、ダービージョッキーという夢を見事に叶えてみせた。
4位は横山武史騎手。日別の成績は1→0→1→0→2→0→1→1→0→1、月間7勝で年間を通じては49勝という成績で5月を終えた。特に「1番人気」での成績は【5-1-0-3】勝率55.6%、連対率66.7%、単回収率144%で期待に応える騎乗が多かったと言える。
5位は順位変動があり、4月終了時に6位だった川田将雅騎手が浮上した。5月は月間8勝をあげ、年間では47勝。終盤までは西村淳也騎手にリードを許していたが、1→0→0→0→1→0→1→2→1→2という日別の成績からも分かるように、後半4日間で猛追して最終日にも2勝をあげたことが逆転に繋がった。
JRA所属女性騎手初のGⅠ制覇
勝利数ではトップ5圏外ながら、賞金では北村友一騎手が1,203,316,000円で4位に急浮上。5月は月間6勝という成績ながら、クロワデュノールとのコンビで天皇賞(春)を制し、葵Sではデアヴェローチェを勝利に導くなど重賞2勝の活躍が光った。
このほか賞金ランキングでは、武豊騎手が4月終了時に続いて5位にランクイン。5月は重賞勝利こそなかったが、天皇賞(春)で3着、日本ダービーでも4着とGⅠレースで上位に入ったこともあり、岩田望来騎手を上回る結果となった。
そして、最後にオークスをジュウリョクピエロとのコンビで制した今村聖奈騎手も触れないわけにはいかない。
これまでJRAのGⅠでは2002年の中山大障害でR.ロケット騎手、平地では2025年のフェブラリーSでR.キング騎手が勝利を挙げていたが、JRA所属の女性騎手としては初めて。間を割って突き抜けたレースぶりも鮮やかで、歴史に名を刻む快挙となった。
《ライタープロフィール》
三木俊幸
編集者を経てフリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場でレースシーンを撮影しながら、執筆活動も行っている。
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