【日本ダービー】皐月賞×東京1800m勝ち馬なら複勝率66.7% 東大HCの本命はリアライズシリウス

ⒸSPAIA
競馬の祭典
東京競馬場でGⅠ・日本ダービーが行われる。クラシック二冠を目指すロブチェンに対して、リアライズシリウスやライヒスアドラーら9頭が皐月賞からの逆転を狙うほか、別路線組からは無敗で京都新聞杯を制したコンジェスタス、青葉賞勝ち馬のゴーイントゥスカイなどが出走予定だ。
二冠馬誕生か、あるいはリベンジがあるのか。世代最強の称号を得るのはどの馬か、過去10年のデータから考える。
皐月賞組で東京実績がある馬を

<日本ダービー 皐月賞出走馬の成績>
皐月賞3着以内で今回3番人気以内
【4-8-2-3】勝率23.5%/連対率70.6%/複勝率82.4%
東京芝1800m重賞勝ち馬
【3-6-1-5】勝率20.0%/連対率60.0%/複勝率66.7%
皐月賞前に東京で2勝
【1-5-1-1】勝率12.5%/連対率75.0%/複勝率87.5%
※全体成績は【7-10-6-82】(皐月賞競走除外のダノンデサイル除く)
今年も皐月賞で一度対戦を済ませた馬が10頭出走する。その中での好走傾向を調べてみたい。
皐月賞に出走した馬の全体成績は【7-10-6-82】複勝率21.9%。やはり上位だった馬は優秀で、3着以内馬が【5-9-3-12】複勝率58.6%、そのうちダービーで3番人気以内に推されると【4-8-2-3】同82.4%まで高まる。
また、ダービーでの人気だけでなく、皐月賞時の人気も参考になる。皐月賞の3番人気以内馬は【5-8-0-13】。なおかつ3着以内なら【4-7-0-3】で、連対率78.6%は前記のダービー3番人気以内を上回っている。皐月賞で6着以下に敗れても【1-1-0-3】。着外の23年ベラジオオペラ4着、24年レガレイラ5着を含め、人気を落とす中で着順を上げた例が多い。今年はグリーンエナジーが該当する。熱発という不安材料はあるが、警戒は必須だろう。
次に、皐月賞以前の戦績について。皐月賞時にも述べた「東京芝1800m実績」はやはり信用でき、東京芝1800m重賞の勝ち馬は【3-6-1-5】複勝率66.7%だ。共同通信杯勝ち馬が【0-5-1-4】同60.0%、東スポ杯2歳S勝ち馬は【3-1-0-1】同80.0%で、前者も悪くないが後者の連対率が素晴らしい。前走大敗のパントルナイーフは期待値がありそうだ。
これに限らず東京で勝利しているかどうかは重要で、皐月賞前に東京で勝利経験がある馬は【6-8-3-22】複勝率43.6%。ない馬は【1-2-3-60】同9.1%、2番人気以内では【0-1-1-3】と勝利例がなかった。19年には4戦無敗のサートゥルナーリアが4着に敗れている。
今年の皐月賞1~3着のうち、東京で勝利経験があるのはリアライズシリウスのみ。また、皐月賞までに東京で2勝している馬は【1-5-1-1】(最低着順は4着)だった。この馬を本命としたい。
東京で逆転可能
◎リアライズシリウス
東京コースでは新馬戦と共同通信杯を勝った実績がある。特に共同通信杯ではベレシート(京都新聞杯2着)、ロブチェン(皐月賞1着)らを下した。新潟2歳Sと合わせて左回りでは3戦3勝だ。
前走は初の2000m、前半1000mが58秒9とスローの中、逃げの手を打たなかった点を評価したい。実績があり、直線が長い東京になれば逆転できるのではないか。
◯ロブチェン
ホープフルS、皐月賞を勝利している。特に前走は直線で2着馬に並びかけられたところで二枚腰を発揮、3/4馬身差をつけた。東京での勝利はないものの、前述の共同通信杯でタイム差なし3着。先行した勝ち馬にあと一歩のところまで差してきた。
しかし前走逃げたことはやや減点材料。別路線組にも逃げた馬がおらず、今回もハナを切ることになりそうだが、ダービーで逃げた馬は【0-1-0-9】だ(唯一5番人気以内のエポカドーロが2着ではあるが)。目標とされて今回は差し切られる可能性が低くないと考え、少し評価を落とした。
▲パントルナイーフ
東スポ杯2歳Sではゾロアストロ(きさらぎ賞1着)、ライヒスアドラー(皐月賞3着)らハイレベルなメンバーに勝利。皐月賞は弥生賞を回避して約5か月ぶりの実戦とローテーション的に厳しかった。
過去10年、皐月賞に前年11月以前からの休み明けで臨み、ダービーに出走した馬はイクイノックスとエリキングの2頭。イクイノックスは皐月賞とダービーで連続2着、エリキング皐月賞11着からダービー5着と浮上した。前走の着順は度外視可能だ。鞍上は東京芝2400mを得意とするC.ルメール騎手で、昨年もショウヘイを6番人気3着に導いている。激走に要警戒だ。
以下グリーンエナジー、ライヒスアドラーまで印を回す。馬券は◎軸の馬連で勝負する。
▽日本ダービー予想▽
◎リアライズシリウス
◯ロブチェン
▲パントルナイーフ
△グリーンエナジー
×ライヒスアドラー
《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
《関連記事》
・【日本ダービー】過去10年のレースデータ
・【日本ダービー】二冠を阻む“10%の壁” ロブチェン中心は揺るがないが…着順の変化には注意
・単回収率120%&勝ち星量産、ルメール騎手が“無双状態” 東京芝2400mを徹底検証