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【京王杯SC】ララマセラシオンに逆襲の気配 高松宮記念組は着順不問で要チェック

2026/04/26 18:00
勝木淳
過去10年のデータから見る京王杯SC,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

混戦であっても上位人気堅調

京王杯スプリングカップは安田記念への出走権がかかるステップレースではあるが、どうもマイラーではなく、スプリンター寄りの馬が好走する場面が目立つ。

昨年もトウシンマカオ、ママコチャがワンツー。2年前の覇者ウインマーベルは前走高松宮記念12着からの臨戦で、2着レッドモンレーヴは今年の高松宮記念で2着にきた。ちなみにウインマーベルとレッドモンレーヴは3年前と1、2着が入れ替わっただけだ。

このように、スプリント適性は京王杯SCの馬券を組み立てる上で重視したい要素。データは過去10年分を使用する。


人気別成績,ⒸSPAIA


1番人気【4-1-0-5】勝率40.0%、複勝率50.0%に2番人気【4-2-3-1】勝率40.0%、複勝率90.0%など、上位人気はかなり信頼できる。

3番人気【1-0-2-7】勝率10.0%、複勝率30.0%と4番人気【1-1-1-7】勝率10.0%、複勝率30.0%が続き、勝ち馬は4番人気以内まで。

以下、7番人気【0-3-0-7】複勝率30.0%や8番人気【0-0-2-8】など複穴傾向こそあるものの、混戦模様と評されるわりに極端な波乱は少ない。

東京芝1400mは東京芝のなかでは波乱の香りがするコースではあるものの、重賞となると手堅い決着が目立つ。もちろん、3連系を人気馬だけに絞るのはオススメできないが、軸は上位からとり、連下に人気薄を散らすような馬券が賢明だろう。


年齢別成績,ⒸSPAIA


年齢の傾向もすっきりしており、4歳【4-1-5-22】勝率12.5%、複勝率31.3%が良く、5歳【4-4-4-50】勝率6.5%、複勝率19.4%に6歳【2-3-1-28】勝率5.9%、複勝率17.6%と若い順でいい。

7歳以上【0-2-0-19】複勝率9.5%なので、ベテラン勢は一切ないとはいえないものの、確率的に狙いが立ちにくい。東京芝の高速決着となると、スピードに長けた若い馬が強く、ここもそのイメージでいい。


なんだかんだと前走高松宮記念

スプリンターが強い重賞ではあるが、今年の高松宮記念経由は7着ダノンマッキンリーなど上位好走馬がいない。一方でアサカラキングやカンチェンジュンガなど、スプリント実績がある馬たちは6歳馬が目立つ。


前走クラス別成績,ⒸSPAIA


前走GⅠが【6-4-3-22】勝率17.1%、複勝率37.1%と好相性。3勝クラスが【0-0-1-14】と苦戦を強いられており、やはり格は重視したい要素だ。

冬から春にかけて条件戦を勝ち抜き、ここで腕試しといったチャレンジャーは一旦、様子見がよさそう。さすがにGⅠ転戦馬相手に東京芝1400mで末脚比べとなるとハードルが高い。


前走高松宮記念・着順別成績,ⒸSPAIA


前走GⅠ組は高松宮記念が【6-4-3-20】勝率18.2%、複勝率39.4%と好走馬はすべて高松宮記念経由から出る。

そこで着順内訳を調べると、3~5着【3-2-0-2】に対し、6~9着【0-1-2-6】複勝率33.3%に10着以下【3-1-1-12】勝率17.6%、複勝率29.4%と、大敗組も決して悪くない。

今年で言えば、16着ララマセラシオンは2走前に1400mの阪急杯で2着があり、前走の大敗はノーカウント。1400m【4-1-0-2】の距離巧者で、条件好転は明らかだ。


前走GⅢ・レース別成績,ⒸSPAIA


前走GⅢ組【3-4-4-46】勝率5.3%、複勝率19.3%の着度数別トップはダービー卿チャレンジトロフィー【2-2-3-22】勝率6.9%、複勝率24.1%。今年は13着シリウスコルトが出走予定だ。

10着以下は【0-1-0-4】複勝率20.0%で、17年クラレントが10着から巻き返した。ただし、同馬は3年前の京王杯SCで2着。レース実績があった。

となると、1400m初出走のシリウスコルトはどうだろうか。5着だった東京新聞杯のレース振りを見る限り、東京のワンターンは不利ではない。追走しやすい遅めの流れなら、好走してもおかしくない。

一方で、距離が同じ阪急杯は【0-0-0-9】と不思議なことに好走がない。5着アサカラキングは昨年、阪急杯2着からダービー卿CT11着を挟み、京王杯SCは9着だった。

こちらは2勝目を中京であげているものの、どうも左回りがよろしくない。阪急杯経由のデータといい、クリアせねばならない壁は少なくない。


過去10年のデータから見る京王杯SC,ⒸSPAIA


《ライタープロフィール》
勝木 淳
競馬を主戦場とする文筆家。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。Yahoo!ニュースオーサーを務める。『サラブレッド大辞典』(カンゼン)に寄稿。

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