SPAIA競馬
トップ>ニュース>【フローラS】ディープ内包馬に複勝回収率174%の好データ 傾向合致の注目2頭

【フローラS】ディープ内包馬に複勝回収率174%の好データ 傾向合致の注目2頭

2026/04/23 06:00
坂上明大
フローラSに強い血統や注目馬,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

傾向解説

2着までにオークスの優先出走権が付与されるフローラS。2021年ユーバーレーベンと2025年カムニャックという過去5年で2頭のオークス馬を輩出する重要ステップレースのひとつです。本記事では血統面を中心に、フローラSのレース傾向を整理していきます。

東京芝2000mといえば内枠有利のコースレイアウト。1コーナー奥のポケットからのスタートですぐにカーブをむかえるため、多頭数の外枠は不利に働きやすく、さらに開幕週+スローペースになりやすいフローラSではよりこの傾向が顕著になっています。


枠番別成績(過去10年),ⒸSPAIA


<枠順別成績>
1~4枠【6-6-4-60/76】
勝率7.9%/連対率15.8%/複勝率21.1%/単回収率116%/複回収率130%
5~8枠【4-4-6-76/90】
勝率4.4%/連対率8.9%/複勝率15.6%/単回収率40%/複回収率71%
※過去10年

また、桜花賞以前に行われた芝1800m以上の牝馬限定重賞はフラワーCのみで、芝2000m重賞はフローラSが初めて。桜花賞まではマイル戦に対応できるスピードが必須の資質ですが、これからは中距離戦でガス欠にならないスタミナが重要な資質となってきます。

血統面での注目はステイゴールドとディープインパクト。両血脈を持つ馬には小柄な芝中長距離馬が多く、桜花賞までは少々スピード不足に悩まされる傾向にあります。反対にスタミナ面では日本の血統で一、二を争う資質を持っており、2010年以降の超長距離路線を牽引してきたのがこの2頭です。

両種牡馬にとっては待ちに待った舞台だけに、孫世代になった現在でも重要な血統といえるでしょう。特に両馬に似た小柄な馬には要注目です。


血統別成績(過去10年),ⒸSPAIA


<血統別成績>
ステイゴールド内包【1-2-1-12/16】
勝率6.3%/連対率18.8%/複勝率25.0%/単回収率103%/複回収率140%
ディープインパクト内包【1-3-5-42/51】
勝率2.0%/連対率7.8%/複勝率17.6%/単回収率5%/複回収率174%
※過去10年

注目血統馬

前記の傾向に合う注目血統馬を2頭ピックアップしました。

☆ファムクラジューズ
母キューンハイトは芝1800~2200mで3勝を挙げたディープインパクト産駒。ベンバトル産駒の本馬も前走馬体重410kgという母似の小柄な馬体に出ており、母と同様に芝の中長距離戦が主戦場になりそうです。

フリージア賞連対馬からは2024年1着アドマイヤベル、2025年2着ヴァルキリーバースが出ており、牡馬相手に同コースで勝利した経験も高評価すべきポイントでしょう。

☆ラフターラインズ
5代母ローザネイから繋がる薔薇一族に属し、母バンゴールは芝1600~1800mで5勝。母がMill Reefの5×5、ディープインパクト系アルアイン産駒の本馬がサンデーサイレンスの3×4を持つ瞬発力強化型で、母と同様に1800m前後で瞬発力を活かす競馬がベストでしょう。

馬体重は前走時458kgと標準程度ですが、きさらぎ賞で上がり3F最速を計時した点からも2000mまでは守備範囲ではないでしょうか。


フローラSに強い血統や注目馬,ⒸSPAIA


《ライタープロフィール》
坂上明大
1992年生まれ、岐阜県出身。元競馬専門紙トラックマン(栗東)。2019年より競馬情報誌サラブレにて「種牡馬のトリセツ」「新馬戦勝ち馬全頭Check!」などの連載をスタートさせ、生駒永観氏と共同執筆で『血統のトリセツ』(KADOKAWA)を上梓。2023年11月には本島修司氏との共同執筆で『競馬の最高戦略書 予想生産性を上げる人の取捨選択の技術』(主婦の友社)を出版。現在はYouTubeチャンネル『競馬オタク』を中心に活動し、パドック解説や番組出演、映像制作、Webメディアでの連載もこなす。

《関連記事》
【 フローラS】過去10年のレースデータ
【フローラS】前走クラス、距離、場所すべて文句なしの好データ ファムクラジューズに熱視線
芝はルメール騎手以外に池添謙一騎手も狙い目 騎手、種牡馬の東京巧者を徹底検証