【青葉賞】トレンドにピタリと合致する名手騎乗の無敗馬 ノーブルサヴェージがダービーへの道を切り拓く

平穏なダービートライアルのトレンド
近年の青葉賞はとにかく平穏な決着が目立つ。直近10年の3連単の配当を見ても、2回の4桁配当を含む、実に9回が5万円以下。6桁配当は2018年(10万1530円)の1回だけとなっている。
人気別成績も、1番人気【3-2-3-2】に2~4番人気も【5-5-3-17】と安定感あり。対照的に8番人気以下は3着が2回あるのみだから、極端な穴狙いは禁物といえる。
これらを頭に入れた上で、同期間に馬券圏内となった全30頭をチェック。共通項を見つけ出し、今年の馬券的中につなげたい。
■前走1勝クラス1着
意外に思われるかもしれないが、前走重賞組は苦戦傾向。【3-3-1-29】勝率8.3%、複勝率19.4%で複勝回収率も35%と低調だ。それも2022年以降に至っては馬券に絡んだ馬が1頭もいないので、買っても押さえまでとしたい。
対照的に、前走が1勝クラスで勝利していた馬は【6-4-7-27】勝率13.6%、複勝率38.6%と優秀。複勝回収率も84%だから合格点といえる。
さらに、前走が2200~2400mだった馬に限れば【5-4-5-16】勝率16.7%、複勝率46.7%まで数値が上昇。直近10年だけでなく、2012年から14年続けて少なくとも1頭が馬券に絡んでいるので、迷わず買いでいい。
■外国人騎手
青葉賞は外国人ジョッキーから目が離せない。JRA所属のC.ルメール騎手とM.デムーロ騎手も含む外国人騎手の成績は【4-3-5-14】勝率15.4%、複勝率46.2%で、人気馬中心ながら複勝回収率81%なら文句なしだ。
昨年は3人の外国人騎手が参戦し、1着C.ルメール騎手(エネルジコ)、2着J.モレイラ騎手(ファイアンクランツ)、3着A.シュタルケ騎手(ゲルチュタール)でワンツースリーフィニッシュ。今年も想定ではC.ルメール騎手、M.ディー騎手、D.レーン騎手の3名が騎乗予定。2年連続の馬券内独占となっても全く驚けない。
■社台系生産クラブ馬
所有馬の日本ダービー出走はオーナーにとってひとつの夢であり、それはいわゆる「一口馬主」も同じ。特に社台グループはその夢を叶えるべく、前哨戦を上手に使い分けて優先出走権を獲得したり、賞金を加算したりしている。
そして、その策が面白いように決まっているのが青葉賞だ。社台・ノーザン系生産馬(※社台F、ノーザンF、追分F、社台コーポレーション白老F)かつクラブ法人の所有馬は【3-2-5-19】勝率10.3%、複勝率34.5%の好成績。特に上位人気に推された馬は高確率で馬券に絡んでいるので、しっかりとチェックしてほしい。
好走条件にピタリと当てはまる素質馬
上記のポイントを踏まえ、今回本命とするのがノーブルサヴェージだ。2戦2勝馬で、前走は1勝クラスの水仙賞(中山芝2200m)を快勝。短期免許で来日中のD.レーン騎手が騎乗予定で、ノーザンファーム生産のシルクレーシング所有馬だから、青葉賞の好走条件にピタリと当てはまっている。
さらに付け加えるなら、前走時馬体重552kgが示すように大柄でいかにも東京向き。馬券圏内はもちろんのこと、2着以内を確保してダービーの優先出走権をつかみ取ってくれるはずだ。
相手は前走で1勝クラスを勝っているケントン、シャドウマスター、テルヒコウ、ブラックオリンピアと、外国人騎手の騎乗予定馬からアローメタルとノチェセラーダ。さらにノーザンファーム生産でサンデーレーシングが所有するタイダルロックを加えた7頭をピックアップ。本命を軸とした馬連7点と3連複21点で好配当ゲットといきたい。
《ライタープロフィール》
逆瀬川龍之介
国内の主要セール、GIのパドックはもちろん、時には海外のセリにも足を運ぶ馬体至上主義のライター。その相馬眼を頼りにする厩舎関係者、馬主は少なくない。一方、マニアック、かつ実用的なデータを駆使して、ネット媒体や雑誌などにも寄稿するなど、マルチな才能を持っている。
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