【天皇賞(春)】複勝率71.4%の王道を行くアドマイヤテラを信頼 穴で一考、上昇株タガノデュード
2026/05/03 09:00
SPAIA編集部

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前走格と着順が直結
3日に京都競馬場で開催される天皇賞(春)(GⅠ・芝3200m)。国内最強ステイヤーを決める戦いに今年は中距離路線のトップランカーであるクロワデュノールが電撃参戦。アドマイヤテラ、ヘデントールら長距離実績馬との比較が焦点となりそうだ。
ここでは過去10年のうち、京都開催だった直近8回のデータを中心に、ローテーションに見られる特徴を探っていく。

天皇賞(春)は3200mというJRA屈指の過酷な条件が影響してか、臨戦過程が結果に直結しやすいレースだ。実際、集計期間内の勝ち馬8頭を前走着順を見ると、うち7頭が「前走2着以内」であり、そのうち6頭は別定GⅡまたはGⅠという高い格のレースで連対していた。
唯一、前走4着から巻き返して勝利した2020年フィエールマンも、前走はGⅠの中でも最高峰の有馬記念。一定水準以上のレースで好走するだけの能力と、勢いを維持していることが必須条件といえる。
ここからはレース別に見ていく。王道ローテである前走阪神大賞典組は【3-4-5-38】とちょうど3着以内馬の半数を占めており、1着馬の場合は【3-0-2-2】勝率42.9%、複勝率71.4%。着外2頭も4着と崩れてはおらず、信頼度は極めて高い。阪神大賞典をレコードで完勝したアドマイヤテラは、データ上、盤石の軸候補といえる。
対して「前走2着」は【0-1-0-6】と低迷。17年シュヴァルグランを最後に好走がなく、アクアヴァーナルには逆風のデータだ。
理想的な臨戦過程とは言い難いヘデントール
クロワデュノールの大阪杯組(GⅡ含む)は【2-1-0-5】と評価に悩む数字だが、2着以内は【2-0-0-0】とパーフェクト。母数が少ないので過度に信頼はできないが、好メンバー揃いの大阪杯を制したクロワデュノールにとって、距離適性さえ克服できれば「格」の面では文句なしの最右翼だ。勝ち馬という観点ならこちらだろう。一方で、連覇を狙うヘデントールには不安要素が残る。前走の京都記念で8着と敗退しており、本来はドバイ遠征を視野に入れていた経緯からも、理想的な臨戦過程とは言い難い。メンバー唯一のリピーターという強みはあるが、ここでは評価を一段下げる。
ほか、穴馬として浮上するのは、GⅠ4着から挑むタガノデュードとシンエンペラーの2頭だ。前述のフィエールマンと同じ「GⅠ善戦からの巻き返し」パターンに該当する。特にタガノデュードは、大阪杯で3着ダノンデサイルとクビ差の接戦を演じており、近走の上昇カーブは無視できない。
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