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【大阪杯】勝率30.8%、複勝率61.5%の逃げ先行データに該当 東大HCの本命はクロワデュノール

4時間前
東大ホースメンクラブ
大阪杯過去10年の逃げ、先行馬の成績

ⒸSPAIA

豪華な顔ぶれとなった古馬中距離GⅠ

阪神競馬場でGⅠ・大阪杯が行われる。昨年のダービー勝ち馬クロワデュノールや同3着馬ショウヘイら4歳勢と、一昨年のダービー馬ダノンデサイル、宝塚記念を制したメイショウタバルら5歳勢、重賞5勝の6歳レーベンスティールらが激突する。

このレースを連覇したベラジオオペラは引退したが、今年はハイレベルなメンバーが揃った。果たして制するのはどの馬か。GⅠ昇格後9年のデータから考える。

先行脚質有利、2000m以下の実績を重視

大阪杯の条件別成績,ⒸSPAIA


<大阪杯 脚質別成績>
逃げ先行【7-4-2-24】勝率18.9%/連対率29.7%/複勝率35.1%
→3番人気以内【4-2-1-6】勝率30.8%/連対率46.2%/複勝率53.8%
前年の2000m以下GⅠを4角3番手以内で通過した
【4-2-2-5】勝率30.8%/連対率46.2%/複勝率61.5%
前年以降の1800m以下GⅡ~GⅢで4角3番手以内から3着以内
【1-2-4-11】勝率5.6%/連対率16.7%/複勝率38.9%

内回り2000mで施行する大阪杯は前有利の傾向がある。出せる上がりにも限界があり、9年間の最速でも33.5秒(20年4着カデナ、25年3着ヨーホーレイク、10着ソールオリエンス)に留まっている。4角である程度前にいないと届かない。

実際に脚質別成績を見ると、逃げ先行は合わせて【7-4-2-24】複勝率35.1%、3番人気以内なら【4-2-1-6】同53.8%だ。一方、差しは【1-4-5-47】複勝率17.5%、追込は【0-0-1-32】で同3.0%。こちらは3番人気以内でも合計【1-1-1-7】で複勝率は30.0%にしかならない。

これに伴い、前年以降にGⅠで先行してきた馬、あるいはGⅡやGⅢを先行策で好走した馬が狙い目となっている。

まずGⅠの方だと、「前年2000m以下のGⅠ(※中央のみ。以下全て同じ)を4角3番手以内で通過した経験のある馬」は【4-2-2-5】で複勝回収率254%、4番人気以内だと【2-2-1-0】と安定感抜群だ。

該当馬がいた年は4回連続で勝ち馬を輩出しており、17年3着ヤマカツエース(前年天皇賞(秋)15着)や22年1着ポタジェ(前年天皇賞(秋)6着)など、先行した際の着順は不問で巻き返しがある。今年は人気馬ならクロワデュノールとメイショウタバル、その他では天皇賞(秋)で先行したエコロヴァルツ、皐月賞でマクリを打ったファウストラーゼンが該当する。

一方で、2000mより長い距離を主戦場としている馬は苦戦しがちだ。前年のGⅠ出走経験馬は【8-7-8-71】複勝率24.5%だが、そのうち2000m以下のGⅠに出ていない馬は【1-1-2-22】で複勝率15.4%しかない。5番人気以内に絞っても【1-0-0-9】だ。

今回はダノンデサイルとショウヘイが該当する。ダノンデサイルはジャパンC、有馬記念ともに中団から競馬をしており、距離短縮でさらに後ろのポジションになる危険がある。ショウヘイも2000m以下での実績は新馬、未勝利戦だけ。この2頭は軽視する。

GⅡやGⅢでの実績に着目すると、「前年以降に1800m以下のGⅡ~GⅢで4番3番手以内から3着以内」がある馬は【1-2-4-11】複勝率38.9%で、複勝回収率も100%を超える。比較対象として、2000mのGⅡ~GⅢで3番手以内から馬券に絡んだ馬は【5-0-2-20】複勝率25.9%、2200m以上だと【2-1-0-15】同16.7%であり、短い距離で先行した経験がプラスに働くことが分かる。今回はエコロヴァルツ、レーベンスティールが中山記念でクリアしている。

負けたレースを評価

◎クロワデュノール
昨年のダービー馬だが、それよりも評価しているのが負けた皐月賞とジャパンC。どちらも自身以外の好走馬が差し追込で占められるなか、先行して上位に粘り込んだ。速い上がりを使うタイプではなく、ホープフルS以降は上がり33秒台を記録していないが、それも末脚勝負にならないこのコースとマッチしている。

北村友一騎手は大阪杯でアルアイン9番人気1着とクロノジェネシス4番人気2着がある。どちらも4角は3~4番手につける競馬をしていた。今回も4角でいい位置にいるようエスコートしてくれるだろう。押し切れる。

◯レーベンスティール
GⅡ、GⅢで計5勝。6歳馬だが前走を0秒3差で快勝しており衰えはない。この馬も速い上がりを使うタイプではなく、4角で好位につけて直線でチョイ差しするスタイル。これまでGⅠには縁がなかったが、直線での脚が求められた天皇賞(秋)、締まったペースで位置がとれなかったマイルCSはいずれも適性外だった。今回は距離延長でポジションを取りやすく、自身の好走パターンに持ち込めそうだ。

▲メイショウタバル
昨年の宝塚記念では大阪杯を連覇したベラジオオペラらを0秒5差離す圧巻の逃げ切り勝ち。その後2戦は着外に敗れたが、天皇賞(秋)は末脚勝負で分が悪かった。有馬記念からの距離短縮はプラスで、前有利の舞台も絶好だ。

懸念点は同型セイウンハーデスの存在。前走の有馬記念は途中まで番手追走だったが、引っかかって先頭に立ち13着と大敗。自分でペースメイクできないとモロい部分が再び出てしまうリスクはある。

以下、エコロヴァルツ、デビットバローズ、ヨーホーレイクまで印を回す。馬券は◎軸の馬連で勝負する。

▽大阪杯予想▽
◎クロワデュノール
◯レーベンスティール
▲メイショウタバル
△エコロヴァルツ
×デビットバローズ
×ヨーホーレイク

《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。

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