【大阪杯】クロワデュノールら好メンバー集結 データで一歩リードの有馬記念組はダノンデサイルに注目

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
参考レース振り返り
4月5日(日)に阪神競馬場を舞台に争われるのは大阪杯(GⅠ・芝2000m)。GⅠに昇格した2017年以降の過去9年のデータとともに出走を予定している馬たちの主な参考レースを振り返る。
なお、データランクは好走率や勝利数をもとに、レースレベルはレーティングや出走馬の成績などを考慮してランク付けしている。
有馬記念【データ:A レースレベル:A】
過去9年の成績【2-1-0-8】勝率18.2%、連対率27.3%、複勝率27.3%
・2025年ベラジオオペラが優勝
【2025年レース回顧】
先行争いを制してハナを切ったのはミステリーウェイだったが、スタンド前で外からポジションを押し上げていったメイショウタバルが向正面に入るところで先頭へ。3番手コスモキュランダまでの3頭が後続を引き離す展開となった。
道中11番手の外を追走していたミュージアムマイルは、上がり最速タイとなる34.6の末脚でしぶとく粘っていたコスモキュランダを外から豪快に差し切って優勝。勝ちタイムは2:31.5で決着した。
ダノンデサイルは中団の9番手を追走。勝負所でも終始外を回る形になりながら、しぶとく伸びて3着だった。瞬発力が求められる展開で、総合的な能力の高さは示したと言っていい。
メイショウタバルは逃げることができず、スタート直後は4番手に控えたが行きたがる面を見せ、鞍上の武豊騎手は外へと持ち出して折り合いをつけようとした。それでも押さえきれず逃げる形になり、最後の直線では一杯となってしまい13着に終わった。2000mへの距離短縮はプラスで、あとは自分のリズムで逃げてどこまで粘れるかだ。
中山記念【データ:B レースレベル:B】
過去9年の成績【1-1-2-15】勝率5.3%、連対率10.5%、複勝率21.1%
・2020年ラッキーライラックが勝利
・直近では2023年ダノンザキッドが3着
【2026年レース回顧】
最内枠からすんなりとハナを切ったのはセイウンハーデス。入りこそ12.5-11.7-12.1(36.3)とゆったりしたペースだったが、その後は11.5-11.4-11.5-11.5-11.4-11.5と緩みなく流れた。
勝利したレーベンスティールは4番手のインを追走し、直線は間を割って突き抜けた。勝ちタイムは1:45.1。得意の1800mと中山コースを味方に強さが際立つ内容だった。今回は万全を期して早めに栗東入り。このレースと同じパフォーマンスが発揮できれば上位争いに割って入ってもいい。
エコロヴァルツは3番手追走。直線では一旦先頭に立ったかと思われたところでレーベンスティールに突き抜けられ、最後は5番手から伸びたカラマティアノスの瞬発力にも屈して3着だった。勝ちきれないタイプだが、昨年の大阪杯では4着に入っており、少しでもタフな展開で上位進出を狙いたい。
9着サンストックトンは10番手から運んだが、切れ味のあるタイプではなく、スピードも求められる1800m戦で11.4〜11.5のペースが続くペースも厳しかったと言える。
セイウンハーデスは12着。息の入らないペースでの逃げで失速してしまった。

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
京都記念【データ:B レースレベル:B】
過去9年の成績【1-2-3-16】勝率4.5%、連対率13.6%、複勝率27.3%
・2024年ベラジオオペラが勝利
・直近では2025年ヨーホーレイクが3着
【2026年レース回顧】
好スタートからハナを主張したのはバビット。ところが12.7-11.8というラップで400mを通過した後、一気に13.2とペースを落としたことで、2番手にいたジューンテイクが並びかける。
そこからペースは上がり、1000m通過は1:01.8。バビットが1馬身リードしてレースは流れたが、ジューンテイクが坂の下りをうまく活かして加速。直線は馬場の真ん中から早め先頭に立って押し切り、勝ちタイム2:12.7で勝利した。
エコロディノスは前2頭が並んだところで押さえ、単独3番手から運んだ。坂の下りで加速していったジューンテイクの後ろを追随したが、最後まで脚色は変わらず。後方3〜4番手というポジションからただ一頭追い込んできたエリキングに交わされて3着という結果だった。今回は相手がさらに強くなり、よりスピードが求められるなかでどこまで対応できるかがポイントとなる。
ヨーホーレイクは2着に入ったエリキングと同じポジションから運んだ。最後の直線は馬群の真ん中から伸びたが、前も止まらず7着だった。上位に割って入るには、後方から追い込んで3着だった昨年と同様に展開の助けが必要かもしれない。
ジャパンC【データ:C レースレベル:S】
過去9年の成績【0-0-1-2】勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率33.3%
・2020年コントレイル(3着)以降出走なし
【2025年レース回顧】
好スタートからセイウンハーデスが後続を引き離して逃げ、1000m通過は57.6。1番人気マスカレードボールは9番手を追走、その直後にフランスから参戦のカランダガンがつけて直線に向くと、2頭が馬体を併せながらの追い比べとなる。大接戦のゴール前となったが、カランダガンがアタマ差先着。勝ちタイム2:20.3はレコード決着という超ハイレベルな一戦だった。
クロワデュノールは4番手追走から直線は外へと持ち出された。一旦先頭に立つ場面も合ったが、カランダガンとマスカレードボールにあっという間に突き放されてしまい、ゴール前はダノンデサイルにも差されて4着という結果だった。ただ差し決着のなかで唯一先行して上位に好走したことは高く評価できる。
《ライタープロフィール》
三木俊幸
編集者を経てフリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場でレースシーンを撮影しながら、執筆活動も行っている。
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