【チューリップ賞】「阪神JF1番人気馬」に3戦3勝の強力データ 母仔制覇挑むアランカールに好材料多数

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1番人気優勢も、3番人気以下は混戦
3月1日、阪神競馬場でチューリップ賞が行われる。牝馬三冠の初戦・桜花賞のトライアルとして数多の活躍馬を送り出す、先を見据える上でも重要な一戦。ここでは過去10年データを分析し、傾向に合致する今年の注目馬を紹介する。なお、2021年は1着同着となっている。
★人気

1番人気が勝率50.0%、複勝率80.0%と絶大な信頼度を誇る。続く2番人気は【1-1-4-4】で、連対こそ2頭のみだが複勝率60.0%とこちらも安定感がある。
3番人気から9番人気までは【5-6-2-57】。このゾーンは混戦模様。10番人気以下は【0-1-2-46】と苦戦傾向にあるが、22年13番人気2着のピンハイ、24年15番人気3着のハワイアンティアレと直近4年以内に2頭の超大穴が激走している点は留意したい。
★キャリア

キャリア4戦以内が【10-7-10-87】複勝率23.7%、対して5戦以上は【1-2-0-22】同12.0%。好走数、確率ともに前者が優勢だ。ただし、直近2年の5戦以上馬は計3頭が出走し、いずれも連対を果たしている。一概に軽視するのは危険といえる。
★馬体重

449kg以下【4-5-6-60】複勝率20.0%に対して、450kg以上は【7-4-4-49】同23.4%。勝ち馬の数では後者がやや優勢だが、3着内の数は同数で、複勝率にも大差はない。
また、回収率の面では前者が単83%、複126%に対して、後者は単53%、複48%となっている。馬格の小さい馬の方が、人気以上の健闘を見せている点は覚えておきたい。
★脚質

先行が【6-2-5-23】勝率16.7%、複勝率36.1%と優勢。最終直線が470m超と長いコースだが、開幕週で前優勢の馬場傾向となりやすいことや、GⅠ前哨戦という事情から激しい消耗戦になりにくいことなどが要因に挙げられる。事実、過去10年のレース前後半3Fの平均ラップは35.08-34.38の後傾ラップとなっている。
★前走クラス

阪神JF組を中心とした前走GⅠ組が7勝、複勝率52.0%と圧倒的。OP・L組も3勝(5連対)と良好だが、今年の出走馬に該当馬はいない。
武豊騎手は直近3年3連対
今年のチューリップ賞では以下の条件を注目データとして取り上げる。

<注目データ>
母方にSadler's Wellsを内包【4-2-3-11】
勝率20.0%/連対率30.0%/複勝率45.0%
⇒うち単勝オッズ19.9倍以内【4-2-3-4】
勝率30.8%/連対率46.2%/複勝率69.2%
武豊騎手【3-2-1-4】
勝率30.0%/連対率50.0%/複勝率60.0%
※いずれも過去10年
まず血統面では、母方に欧州の名種牡馬Sadler's Wellsの血を持つ馬が好成績。特に当日上位人気に支持された場合の信頼度は非常に高い。
前述の通りスローの後傾戦になりやすいため、中距離寄りの適性を持つ馬が好走しやすいと推察される。実際にここを好走したシンハライトやリスグラシュー、ラッキーライラックなどは、後に中距離GⅠ馬を制している。
もう一つの注目要素は騎手。レジェンド・武豊騎手がこのレースで無類の強さを誇る。特に直近3回は「7番人気1着→5番人気1着→7番人気2着」と、3年連続で波乱を演出している点は見逃せない。
<データ推奨馬>
アランカール
・母方にSadler's Wells内包。母は16年勝ち馬
・武豊騎手が騎乗
・キャリア3戦、前走阪神JF
注目データを2つとも満たし、その他にも複数好条件に該当するアランカールを推奨する。前走の阪神JFでは1番人気を裏切る5着に敗れたが、浅いキャリアに加え、初の多頭数やハイペースも影響してか、チグハグな競馬となってしまった。それでも掲示板を確保した点に地力の高さが伺える。
過去10年、阪神JFで5着以内だった馬は【6-1-5-5】勝率35.3%、複勝率70.6%と高水準。さらに、同レースで1番人気だった馬は3戦3勝と負けなしだ。22年にはナミュールが4着から巻き返して優勝している点も本馬にとっては心強い。
母はSadler's Wellsの血を引く16年の覇者シンハライト。鞍上にはレース相性抜群の武豊騎手を配し、条件としては申し分ない。クラシック参戦を確実なものとするため、ここは負けられない一戦となるだろう。
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