【フェブラリーS】左回り重賞馬が9勝中 東大HCの本命はダブルハートボンド

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2026年のGⅠ開幕戦
東京競馬場でGⅠ・フェブラリーSが行われる。チャンピオンズCから連勝を狙うダブルハートボンドや、昨年、一昨年にこのレースを制したコスタノヴァとペプチドナイル、昨年ダート二冠を達成したナチュラルライズなどフルゲート16頭が出走予定だ。
2026年のGⅠがついにスタートする。チャンピオンズCの1~3着馬らが揃ったメンバーのなか、勝つのはどの馬か。過去10年のデータから検討する。
左回り実績を重視

<フェブラリーS 前年以降の中央ダート実績別成績>
右回り重賞連対【0-2-3-22】勝率0.0%/連対率7.4%/複勝率18.5%
左回り重賞連対【9-6-6-48】勝率13.0%/連対率21.7%/複勝率30.4%
右回りOP・リステッド勝ち【1-0-2-24】勝率3.7%/連対率3.7%/複勝率11.1%
左回りOP・リステッド勝ち【4-2-1-15】勝率18.2%/連対率27.3%/複勝率31.8%
これまで結果を残してきたのが左回りなのか、それとも右回りなのかを考慮すべきなのがフェブラリーSの特徴だ。
前年以降の中央ダート実績に注目すると、右回り重賞連対馬は【0-2-3-22】と勝利がない。好走5頭のうち、2頭は左回り重賞でも連対例があり、2頭は左回り重賞3着があった。どちらにも該当しないのは24年3着セキフウのみだ。
一方、前年以降の中央左回りダート重賞連対馬は【9-6-6-48】と、勝ち馬の大多数を占める。2番人気以内なら【8-3-2-5】複勝率72.2%とさらに数字が上がる。前年チャンピオンズC、武蔵野S、フェブラリーSの連対馬に複数の連対例があり、ダブルハートボンド、ウィルソンテソーロ、コスタノヴァは信頼できそうだ。
重賞ではなくオープン(リステッド含む)の実績についても同様の傾向がある。前年以降に右回りの中央ダートOPを勝った馬は【1-0-2-24】。好走した3頭のうち2頭は左回り重賞でも実績があり(19年ユラノトは根岸S2着、16年アスカノロマンは東海S1着)、完全に左回り実績がなかったのは24年1着ペプチドナイルだけだった。先ほどのセキフウと同じ年であり、主観的になるがこの年の決着はハズレ値的なものと考える。
これに対し、左回りの中央ダートOP勝ち馬は【4-2-1-15】で勝率は18.2%と悪くない。4勝全てが東京のOP勝ち馬だった。
今年のメンバーだと、サイモンザナドゥ、ブライアンセンス、ペリエール、ロードクロンヌは前年以降の中央重賞だと右回りでしか実績がない(ロードクロンヌは浦和記念で2着。ナチュラルライズは昨年中央で走っておらず、地方の右回り実績のみ)。またオープン勝ち馬ではハッピーマンに左回り実績がなく、これらは軽視の方針を取る。
人気馬以外で左回り実績がある馬としては、グリーンチャンネルCを斤量60kgで制したオメガギネスを挙げたい。
秋春ダートGⅠ制覇に向けて視界良好
◎ダブルハートボンド
キャリア8戦で【7-1-0-0】と連を外したことがなく、唯一の敗戦も早い仕掛けで3着馬とやり合う展開をすくわれたものだった。フェブラリーSの好データである「キャリア10戦以内かつ3番人気以内」【7-1-1-4】にも該当しそうだ。
初めての牡馬相手の重賞となったみやこSはレコード勝ち。0秒5差離した3着以下にはロードクロンヌ(プロキオンS勝利)やラムジェット(チャンピオンズC3着)、アウトレンジ(東京大賞典3着)などがいた。チャンピオンズCも2着とはハナ差だが、3着には0秒4差をつけており、後方勢が台頭する厳しい展開を勝ち切った点で高く評価できる。
元々中京で勝ち上がってきた馬であり、左回り重賞実績もできた。レコード決着のみやこSで先行できたように、距離短縮でもペースについていけないことはないだろう。むしろプラス材料と捉える。
◯ウィルソンテソーロ
チャンピオンズCで3年連続2着。直近の2年はハナ差だった。それ以外にもJBCクラシックやマイルCS南部杯での勝利があり、実績はトップレベルだ。特に昨年の南部杯は今回も出走するシックスペンス以下に0秒6差をつける圧勝だった。
東京ダ1600mは久しぶりだが、1、2勝クラスを勝ち上がった舞台であり守備範囲内。2年前のこのレースでは2番人気8着と大敗しているが、これはドンフランキーが前半800m45秒6と超ハイペースで逃げる展開を2番手で進めたことが原因。今年はそこまでペースも速くならない。リベンジに期待できる。
▲コスタノヴァ
昨年の勝ち馬で、東京ダートでは【6-1-0-0】と全連対だ。3走前は小回りが合わなかった分で、2走前は出遅れで度外視可能。前走も同様に出遅れたが、上がり最速で4角14番手から2着に間に合わせた。今回もゲートの不安はあるものの、能力は上記2頭に劣らず、ブリンカー装着による改善も期待できることから、重い印を打つ必要がある。
以下、オメガギネスまで印を回す。馬券は◎軸の馬連と3連複で勝負する。
▽フェブラリーS予想▽
◎ダブルハートボンド
◯ウィルソンテソーロ
▲コスタノヴァ
△オメガギネス
《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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