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【フェブラリーS】5歳以下の「ヒヤシンスS勝ち馬」は複勝率63.6% データで導く穴馬候補3頭

2026/02/19 17:00
鈴木ユウヤ
2026年フェブラリーS データで導く穴馬候補,ⒸSPAIA

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データで見る「穴候補3頭」

今週は東京競馬場でフェブラリーステークスが行われる。上半期の中央競馬唯一のダートGⅠにして、国内で行われる本年最初のGⅠレースでもある。

ここ10年では1~2番人気が8勝を占めるが、それより前の2014年にコパノリッキーがシンガリ人気で勝利したほか、20年ケイティブレイブ16番人気2着、24年ペプチドナイル11番人気1着など、実力馬が後から見れば意外なほど人気薄で買えることもしばしばある。今回も様々な切り口のデータを駆使して、3頭の穴候補を導き出した。

前走着順より「前走人気」を見るべし ナチュラルライズ

まず1頭目はナチュラルライズ。羽田盃と東京ダービーの二冠を達成し、秋にはジャパンダートクラシックでも2着に好走した現4歳世代屈指の有力馬だ。東京大賞典3番人気11着からここに参戦する。


フェブラリーS 前走人気別成績,ⒸSPAIA


フェブラリーSのデータ傾向として、前走の着順よりも前走の「人気」の方が結果に直結する、という特徴がある。

過去10年で「前走4着以内馬」は【6-7-6-61】複勝率23.8%、複回収率50%と平凡かやや低調。これに対し「前走4番人気以内馬」は【9-7-9-65】同27.8%、複回100%と上々だ。

この「前走4番人気以内」を満たすグループは、むしろ大敗してきた馬の方に妙味がある。前走5着以下なら【4-2-4-19】同34.5%、複回211%。根岸S組を除くと【4-2-4-11】同47.6%、複回291%とさらにアップする。

つまり根岸S以外からの参戦なら「人気に推されたが大敗して戦績を汚した」馬を狙うのが馬券的には正解ということ。いかに東京ダートという舞台が特殊かを象徴するデータと言える。

該当馬はサイモンザナドゥとナチュラルライズだが、ここはナチュラルライズを推す。東京大賞典は完全に折り合いを欠いた逃げで失速しており、距離が短くなるのは歓迎だ。

一方で左回りには難があり、痛し痒しだが一応カトレアSで勝ってはいる舞台。大箱の東京ならある程度は対応してくるのではないか。

馬体重520kg超えの巨漢馬を狙え ブライアンセンス

2頭目はブライアンセンス。昨年のマーチSで重賞初制覇を飾ると、年末にはリステッドとはいえハンデ58.5kgを背負って6馬身差の圧勝劇を演じた。前走プロキオンSの時点で524 kgあった大型馬だ。


フェブラリーS 前走馬体重別成績,ⒸSPAIA


タフな冬場のダート、器用さが必要ない東京のワンターンという条件からか、馬体重が大きい馬の活躍が目立つのもフェブラリーSの特徴だ。

前走馬体重519kg以下が【6-5-6-86】複勝率16.5%、複回収率49%、同520kg以上なら【4-5-4-40】同24.5%、複回105%(過去10年)と後者が優勢だ。

前章で紹介した「前走4番人気以内」の馬に絞ると【4-3-3-22】で複勝率31.3%、複回収率も147%としっかりプラス収支になる。馬格があり、前走時点で上位評価を受けていた馬に要警戒だ。

今回はブライアンセンスだけが当てはまる。プロキオンSは道中4番手以内の馬が1~3着に残る決着に差し届かなかったが、とはいえ着差は0.2秒と大きくは負けていない。

東京マイルは久々の出走となるが【1-1-2-0】と悪くない舞台。人気薄なら面白い存在だ。

「ヒヤシンスS勝ち馬」が7機会連続好走中! ラムジェット

ラストはラムジェット。東京ダービー以降は勝利から遠ざかっているが、前走のチャンピオンズCは外々を回る格好でもしぶとく脚を伸ばして3着。改めて能力を示した。東京コースは3歳時のヒヤシンスS1着以来、ちょうど2年ぶりの出走となる。


フェブラリーS ヒヤシンスS勝ち馬の成績,ⒸSPAIA


同舞台で行われる3歳リステッド・ヒヤシンスSは、フェブラリーSを予想する上での「最重要ステップ」と言っても過言ではない。

ヒヤシンスSが東京ダート1600mになった1997年以降、その勝ち馬がフェブラリーSに出走した際の成績は【4-2-2-7】複勝率53.3%だ。ゴールドドリームやカフェファラオが複数回好走したおかげでもあるが、2010年サクセスブロッケン3着以降、現在7機会連続で3着以内に入っている。

なかでも5歳以下での出走なら【4-1-2-4】複勝率63.6%、複回収率140%。今年は6歳世代のヒヤシンスS勝ち馬ペリエールもいるが、5歳ラムジェットの方をピックアップする。

ラムジェット自身、テンの遅さと瞬時に加速できないウィークポイントがあり、マイルは正直忙しい。反面、直線が長いコースになるのは好材料だ。定年を迎える佐々木晶三師にとってはこれが最後のGⅠとなる。渾身の仕上げに期待したい。

《ライタープロフィール》
鈴木ユウヤ
東京大学卒業後、編集者を経てライターとして独立。中央競馬と南関東競馬をとことん楽しむために日夜研究し、Xなどで発信している。好きな馬はショウナンマイティとヒガシウィルウィン。

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