【フェブラリーS】チャンピオンズC3着ラムジェット、二冠馬ナチュラルライズは消し ハイブリッド式消去法

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5つのデータから絞れた馬は?
今週末は東京競馬場でフェブラリーステークス(GⅠ)が行われる。いつも通り過去10年データを用いて、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。当てはまった馬を消していく。
今回はフルゲート16頭に対して22頭が登録。既にエルトンバローズとヤマニンウルスの回避が報じられているほか、先週のバレンタインSに出走したサンライズホークも回避する可能性がありそうだ。その点を考慮し、現時点で出走順17位までの馬を対象とする。
『前走3着以下』×『前走5番人気以下』★1.9%★
まずはいつも通り、前走着順が悪かった馬から消去していく。今回は「前走3着以下」だった馬【4-4-5-90】複勝率12.6%をロックオン。うち、その前走で5番人気以下と低評価なら【0-1-0-53】同1.9%とほぼ全滅。シンプルかつ強力なデータだ。
ここでいきなり大挙9頭が消える。チャンピオンズC3着のラムジェットも前走7番人気のためアウト。直線が長い東京コースは歓迎の反面、今の追走力でマイルへの距離短縮は大いに不安が残る。
【今年の該当馬】
・オメガギネス
・サクラトゥジュール
・サンライズホーク
・シックスペンス
・ペイシャエス
・ペプチドナイル
・ペリエール
・ラムジェット
・ロングラン
『前走GⅠ(JpnⅠ)以外』×『前走0.7秒差以上負け』★0.0%★
続いては前走クラスに注目する。過去10年で3着以内に入ったのべ30頭の内訳を見ると、チャンピオンズCなどのGⅠ(JpnⅠ)組が12頭、根岸S組が10頭、プロキオンS(※「東海S」含む)が4頭、その他4頭となっている。
前走GⅠ(JpnⅠ)組は大敗から巻き返した例もあるが、それ以外の路線に関しては前走0.7秒差以上で負けていると【0-0-0-36】だった。GⅡ以下で大きく負けているようではやはり厳しい。
新たにプロキオンSで0.9秒差9着のサイモンザナドゥが消去となった。みやこSでダブルハートボンドとタイム差なしの実績馬だが、前走がさっぱり伸びを欠いた。初のマイル、初のGⅠ挑戦でなかなか強気にはなれない。
【今年の該当馬】
・サイモンザナドゥ
・(サンライズホーク)
・(ペイシャエス)
『父サンデーサイレンス系』×『美浦所属騎手』★0.0%★
今度は血統データから。ダート戦らしく、ミスタープロスペクター系の種牡馬(アメリカンファラオやキングカメハメハなど)が好成績である一方、父サンデーサイレンス系は【1-5-1-42】複勝率14.3%とやや押され気味になっている。
特に「美浦所属騎手」が騎乗したケースは【0-0-0-18】と完全に沈黙。なお父サンデー系でも「栗東所属騎手」が乗れば【1-4-1-20】同23.1%で、複勝回収率は100%を超える。キズナ産駒ダブルハートボンド(坂井瑠星)は減点不要と言える。
現時点の騎手想定に基づくと、父サンデー系かつ美浦所属騎手の組み合わせは消去済みのシックスペンスと、ダート二冠馬ナチュラルライズ。ナチュラルライズは2歳時にカトレアSを勝ってはいるが、その時も外に張ってしまい大変なレースだった。左回りへの対応が懸念点だ。
【今年の該当馬】
・(シックスペンス)
・ナチュラルライズ
『前走4角2番手以内』×『距離延長』★0.0%★
4つ目のデータは脚質。国内のダートのなかで直線がダントツに長い東京とあり、前々で運ぶタイプは総じて苦戦傾向にある。
その一例として、前走4角2番手以内だった馬は【1-0-4-37】複勝率11.9%。好走5頭のうち4頭は1800m以上からの距離短縮であり、反対に距離延長だと【0-0-0-9】で馬券絡みはおろか掲示板すらなかった。
今年は根岸S組の出走が少ないこともあり、該当したのは兵庫GT勝ち馬ハッピーマンだけ。マイルでは全日本2歳優駿2着があるものの、当コースのヒヤシンスSは1.4秒差9着と大敗している。広いコースの1600mは少し長い。
【今年の該当馬】
・ハッピーマン
『1~2枠』×『6歳以上』★0.0%★
この時点で残るは5頭。最後は枠順を絡めたデータで絞り込みをかける。
東京ダート1600mは芝発走のため(芝部分を長く走れる)外枠有利で有名なコース。実際、このフェブラリーSでも1~2枠は【2-0-2-34】複勝率10.5%と不振だ。馬券に絡んだ4頭はいずれも4~5歳の若い馬。6歳以上なら【0-0-0-21】だった。
残っている馬のなかで6歳以上なのは3頭。ウィルソンテソーロとコスタノヴァは実力、実績ともにトップクラスだが、不利な1~2枠を引いてしまうようなら消去する。
【今年の該当候補】
・ウィルソンテソーロ
・コスタノヴァ
・ブライアンセンス
5つのデータを終えて、確実に残るのはダブルハートボンドとロードクロンヌの2頭。ウィルソンテソーロ、コスタノヴァ、ブライアンセンスのうち3枠から外を引いた馬も残り、最大5頭の布陣となる。
中心はチャンピオンズCを勝った牝馬、ダブルハートボンドでよさそうだ。1000m通過60.3秒という決して遅くない流れを先行し、ラストは12.3-12.1の加速ラップでウィルソンテソーロとの接戦を制した。並ばれてから最後の50mほどで見せた勝負根性には素晴らしいものがあった。
推奨馬券は残った馬の馬連ボックスとする。確率的には低いが、万が一「枠順次第」の3頭がいずれも1~2枠を引いて消えるようなら、ダブルハートボンドとロードクロンヌのワイドも押さえたい。
《ライタープロフィール》
久保田大五郎
競馬歴14年目のアラサーおじさん。データを駆使した予想でロマン馬券を狙う。趣味は料理とプロ野球観戦。大のベイスターズファン。
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