【フェブラリーS】近年のトレンドは“芝適性” 「舞台替わりは歓迎」傾向合致の注目株

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近年は芝実績馬の好走目立つ
近年のフェブラリーSは“芝のレース⁉”と思ってしまうような決着が続いている。より詳しく言うと、(1)芝向きの種牡馬の産駒、(2)芝での実績馬、の活躍が目立つのだ。これは芝スタートで高速決着になりやすい東京ダート1600mという舞台設定を考えると、何ら驚くことではない。ここでは以上の2つの項目について、詳しく見ていこう。
■JRAの芝GI勝ち馬を出した種牡馬の産駒:直近5年で6頭が連対
直近5年の連対馬10頭の父に注目しよう。国内繋養種牡馬の産駒は7頭で、父はキングカメハメハ(連対2頭)、ロードカナロア(連対2頭)、キズナ、キタサンブラック、サウスヴィグラスの5頭だ。そのうち、サウスヴィグラス以外の4頭はJRAの芝GI勝ち馬を送り出している。
また、海外繋養種牡馬(当時)はアメリカンファラオ(2連対)とレモンドロップキッドの2頭だが、こちらはともに海外で芝GI勝ち馬を輩出していた。これはいかにも東京マイル戦らしい傾向といえるだろう。いずれにしても生粋のダート種牡馬の産駒は割り引いて考えたい。
<該当馬>
・ウィルソンテソーロ
・コスタノヴァ
・サクラトゥジュール
・サンライズホーク
・シックスペンス
・ダブルハートボンド
・ナイトアクアリウム(除外対象)
・ナチュラルライズ
・フリームファクシ(除外対象)
・ペプチドナイル
・ペリエール
・ヤマニンウルス(回避表明)
・ロードクロンヌ
・ロングラン
■芝重賞で3着内の実績馬:20年以降、5頭が3着以内
芝の重賞での好走実績は無視できない。20年以降の具体例を列挙すると、以下の馬たちが挙げられる。
・モズアスコット(20年1着):安田記念勝ち
・エアスピネル(21年2着):重賞3勝、GI・2着2回
・ソダシ(22年3着):阪神JF、桜花賞勝ち
・ガイアフォース(24年2着):セントライト記念勝ち
・サンライズジパング(25年2着):ホープフルS3着馬
また、24年3着のセキフウや25年3着のミッキーファイトなど、きょうだいに芝の重賞勝ち馬がいる馬の活躍が目立つことも付け加えておきたい。
<該当馬>
・エルトンバローズ(回避表明)
・サクラトゥジュール
・シックスペンス
・フリームファクシ(除外対象)
・ロングラン
今年は3頭が条件に合致
執筆時点で出走可能な16頭のうち、2つの傾向に合致するのはサクラトゥジュールとシックスペンス、ロングランの3頭だ。このうち狙いが立ちやすいのは、既にダート実績のあるシックスペンスだろう。
初めてのダート起用だった前々走の南部杯が2着。ウィルソンテソーロには完敗を喫したが、2年前のフェブラリーS覇者ペプチドナイルには4馬身も先着した。続く前走のチャンピオンズCは折り合いを欠いて大敗したが、だからこそマイルに戻るのは大きなプラス。芝スタートを生かしての先行策から押し切り、好配当を届けてもらおう。
馬券は単勝をしっかりと。馬連と馬単、3連複はウィルソンテソーロ、コスタノヴァ、サクラトゥジュール、ダブルハートボンド、ナチュラルライズ、ロードクロンヌ、ロングランに流す。
《ライタープロフィール》
逆瀬川龍之介
国内の主要セール、GIのパドックはもちろん、時には海外のセリにも足を運ぶ馬体至上主義のライター。その相馬眼を頼りにする厩舎関係者、馬主は少なくない。一方、マニアック、かつ実用的なデータを駆使して、ネット媒体や雑誌などにも寄稿するなど、マルチな才能を持っている。
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