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【フェブラリーS】チャンピオンズC“大敗馬”に好データ シックスペンス&ペプチドナイルに反撃のシナリオ

12時間前
勝木淳
過去10年のデータから見るフェブラリーS,ⒸSPAIA

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2026年GⅠ開幕

2026年GⅠ戦線が開幕する。まだ春は遠い2月府中決戦はダートのフェブラリーS。冬はダートの季節であり、寒空に巻きあがる砂煙。乾ききった砂上を駆け抜ける屈強な猛者たちは勇ましく、そして美しい。

近年のフェブラリーSはサウジとドバイの狭間に位置し、超A級の出走は難しくなっている。その分、そこに挑戦していく新たな主役が飛び出しやすいGⅠに変わった。昨年、根岸Sから連勝で頂点に駆けあがったコスタノヴァのように今年も新顔の台頭があるだろうか。

ここからは過去10年分のデータを使用し、今年のフェブラリーSを展望する。


人気別成績,ⒸSPAIA


人気別では1番人気【4-2-2-2】勝率40.0%、複勝率80.0%、2番人気【4-1-0-5】勝率40.0%、複勝率50.0%と上位2頭が頭一つ抜けている。小細工無用の東京ダート1600mの適性を見込まれた人気馬はここを落とすわけにはいかない。

穴馬といっても5番人気【0-4-0-6】複勝率40.0%ぐらい。10番人気以下の激走も【1-1-1-65】勝率1.5%、複勝率4.4%となくもないが、基本線は上位人気中心のGⅠだ。


年齢別成績,ⒸSPAIA


年齢では4歳【3-2-2-17】勝率12.5%、複勝率29.2%が中心。スピード要素の強いコースらしく、若い馬優位は動かない。

その一方で5歳【4-3-4-33】勝率9.1%、複勝率25.0%、6歳【3-1-2-27】勝率9.1%、複勝率18.2%とベテランも結果を残してくるのがダートGⅠ。特に6歳馬の単勝回収率は156%と高い。24年11番人気1着ペプチドナイルの38.0倍が貢献した。

この年はチャンピオンズC、東京大賞典で連続2、3着だったウィルソンテソーロとドゥラエレーデ、そして1番人気の4歳オメガギネスが崩れた。3頭に共通するのは前走1800m以上の中距離出走馬だった。


チャンピオンズC組は着順に注意

今年の顔ぶれは前年覇者コスタノヴァ、チャンピオンズC1、2着のダブルハートボンド、ウィルソンテソーロが実績上位を形成し、4歳勢からはナチュラルライズやハッピーマンが挑戦する図式だ。


前走重賞・クラス別成績,ⒸSPAIA


前走JRA重賞組が【10-7-6-75】勝率10.2%、複勝率23.5%と圧倒的。昔は1月に行われていた川崎記念経由などローテーションに幅があったが、近年はJRA重賞組に絞られる。

そのクラス別成績は前走GⅠが【3-3-1-14】勝率14.3%、複勝率33.3%。このうちチャンピオンズCが【3-3-1-12】勝率15.8%、複勝率36.8%と強力。1~3着ダブルハートボンド、ウィルソンテソーロ、ラムジェットのほか二桁大敗馬が参戦する。


前走チャンピオンズC・着順別成績,ⒸSPAIA


フェブラリーSのポイントは前走中距離組の取捨にある。チャンピオンズC組は上位好走馬も結果を残している一方で、6~9着【1-1-0-5】勝率14.3%、複勝率28.6%、10着以下【2-0-1-4】勝率28.6%、複勝率42.9%と敗退組の勢いがいい。

中距離組は中距離が合わなかった馬がマイルで息を吹き返すという上げ下げが大切。ウィルソンテソーロもチャンピオンズC3年連続2着に対し、フェブラリーSは24年8着。昨年はサウジ、ドバイ遠征を敢行した。東京マイルがプラスになるかどうかは微妙だ。ほか上位馬も同様で、中距離志向であることは動かない。

ならば、11着シックスペンスはどうだろう。2走前は初ダートのマイルCS南部杯2着。芝の重賞勝ち馬であり、ダートでも結果を残しており、さらにスピードトラックは歓迎と買い材料はそろった。国枝栄厩舎ラストGⅠであり、ドラマチックな結末が待っている。

12着ペプチドナイルはウィルソンテソーロとは逆の適性がある。フェブラリーS1、4着、マイルCS南部杯2、3着とワンターンのマイル戦なら大きく負けない。2走前の武蔵野S9着は気になるが、2年前の勝ち馬であり、軽くは扱えない。


前走根岸S・着順別成績,ⒸSPAIA


コース適性なら前走根岸S【5-2-3-38】勝率10.4%、複勝率20.8%がつながる。とはいえ、根岸S組は1着【5-1-1-2】勝率55.6%、複勝率77.8%が大半を占める。ただ、今年の勝ち馬ロードフォンスはドバイゴールデンシャヒーンに出走予定であり、不在となる。登録があるのは4着オメガギネスと7着ウェイワードアクトの2頭。3着以下は【0-0-0-33】で、さすがに根岸Sを突破していないと本番は厳しい。


過去10年のデータから見るフェブラリーS,ⒸSPAIA


《ライタープロフィール》
勝木 淳
競馬を主戦場とする文筆家。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。Yahoo!ニュースオーサーを務める。『サラブレッド大辞典』(カンゼン)に寄稿。

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