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【共同通信杯】GⅠ馬ロブチェンが参戦 前走1勝クラス組サノノグレーターとベレシートも要注意

2026/02/10 18:00
勝木淳
過去10年のデータから見る共同通信杯,ⒸSPAIA

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主役以外にも注目の一戦

東京芝1800mといえば、このレースと東京スポーツ杯2歳ステークス。後者は登竜門であり、こちらはクラシック直結。どちらも見逃してはいけない。

その価値を証明するかのように、共同通信杯は出走馬からGⅠ馬が続出している。2021年以降だけでもエフフォーリア、シャフリヤール、ジオグリフ、ダノンスコーピオン、タスティエーラ、ジャスティンミラノ、ジャンタルマンタル、マスカレードボールと8頭もいる。

複数のGⅠ馬を輩出する年も多く、勝っても負けてもその未来を追いかけないといけない。今年はいったい、どの馬がのちにGⅠタイトルを手にするのか。結果も内容も追い求めたい重賞だ。データは過去10年分を使用する。


人気別成績,ⒸSPAIA


1番人気は【1-3-2-4】勝率10.0%、複勝率60.0%と注目の重賞のわりに勝っていない。反面、3番人気【4-1-1-4】勝率40.0%、複勝率60.0%や4番人気【2-1-2-5】勝率20.0%、複勝率50.0%など少し下から好走馬が出る。

ようはこの時点で主役ではない馬から次のスターがあらわれる。現時点の実績にとらわれず、将来性を感じる一頭を選ぶのもいい。6番人気【2-2-0-6】勝率20.0%、複勝率40.0%を見ても、ハナから堅いと決めつけるのはよくない。


キャリア別成績,ⒸSPAIA


キャリアの傾向をみると、1戦【2-3-2-8】勝率13.3%、複勝率46.7%や2戦【2-0-1-16】勝率10.5%、複勝率15.8%ときて、3戦【5-4-4-25】勝率13.2%、複勝率34.2%が主力を形成する。3戦に頂点が存在しており、それなりにレース経験を積んで、ここから飛躍する。そんなイメージがいい。


注目は前走1勝クラス

キャリア1戦のなかでは、前走東京の新馬戦1着馬が【2-1-1-3】勝率28.6%、複勝率57.1%を誇る。東京芝1800mで0秒8差圧勝を飾ったラヴェニューは注目の一頭だ。母は米国GⅠ2勝のコンテスティッド、兄は重賞2勝のギベオン。血統も一本筋が通っている。

実績最上位は、なんといってもホープフルSを勝ったロブチェン。目標はまだ先だが、クラシックに向けてそう簡単には負けられない。東京芝1800mで力強いレースができれば、皐月賞のその先も視野に入ってくる。


キャリア2戦以上・前走クラス別成績,ⒸSPAIA


前走重賞【4-5-7-33】勝率8.2%、複勝率32.7%のうち、ホープフルS(GⅠ昇格後のみ)は【2-0-0-4】勝率、複勝率33.3%だが、1着馬の出走はない。近年ではホープフルSから皐月賞直行が主要ルートであり、共同通信杯出走は珍しい。

ひとつ気になるのは、ホープフルSの6番人気以下が【0-0-0-4】であること。勝ち馬が含まれていないので、杞憂に終わる可能性は高いが、次は主役として結果を残せるか。裏を返せば、ここで結果を出すようなら、この春の主役に堂々躍り出る。

前走・朝日杯FSは【0-4-0-7】複勝率36.4%となっており、距離延長は壁になりそうだ。ただ、5~9着馬は【0-2-0-1】なので、マイルで結果を残せなかったのは距離延長につながる。

リアライズシリウスはスローの新潟2歳Sの勝ち馬であり、むしろマイラーではない可能性を感じる。ゆったり運べる1800mはかえってプラスになるのではないか。


前走1勝クラス・着順別成績,ⒸSPAIA


前走1勝クラス【4-2-1-16】勝率17.4%、複勝率30.4%は1着【3-1-1-4】勝率33.3%、複勝率55.6%は当然として、2~3着からも【1-1-0-2】と好走馬を輩出する。例年、共同通信杯は頭数が少なく、1勝馬であっても抽選を気にせず出走できる。前走好走の勢いに乗り、一発勝負をかけてくる馬は見逃せない。

今年の1勝クラス勝ちは葉牡丹賞を勝ったサノノグレーター。前走中山で1勝クラスを勝った馬は【2-0-1-0】で、ここは有力。また、エリカ賞2着ベレシートも買い。母クロノジェネシスの超良血馬であり、広いコースで素質全開といったシーンも考えられる。


過去10年のデータから見る共同通信杯,ⒸSPAIA


《ライタープロフィール》
勝木 淳
競馬を主戦場とする文筆家。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。Yahoo!ニュースオーサーを務める。『サラブレッド大辞典』(カンゼン)に寄稿。

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